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丸亀製麺が教えてくれるCX(顧客体験価値)の高めかた

だいたい月1回くらいですがランチで丸亀製麺に行きます。

月1なので、いつももらえるうどん札は使ったことはないです。

3回行けばトッピング無料


ちなみに、はままるうどんも月イチペースで行きます。

だから、どちらかに対してファンということではないです。

理由は、お店の近くに月1回くらいで用事があっていくからです。

でも、頼むメニューはちょっと違います。

はなまるうどんでは肉うどんとか具がのったうどんが多く、丸亀製麺では釜揚げうどんに天ぷらを追加して食べていることが多いです。

丸亀で食べる定番

丸亀製麺の方がうどんのこしを楽しみたくなるからです。

日経クロストレンドで丸亀製麺が「顧客幸福度ランキング」のファーストフード(うどん、牛丼)部門の一位だったという記事がでていました。

順位を見ると1位が丸亀製麺、2位が吉野家、すき家、4位はなまるうどん、となっています。

丸亀製麺は、CX(顧客体験価値)に注力する企業としてよく紹介されています。

大きな特長は美味しさを実現するためにセントラルキッチンを持たず全店でできたてのうどんを提供していることです。

麺職人という自社の資格制度に合格(合格率は3割)した人を全店に配置しているそうです。店頭に麺職人がいることを表す表札やのぼりをよく見かけます。紺の帽子をかぶった人が麺職人なんだそうです。

そして、店内での居心地の良さを演出するために本場讃岐のイメージを持たせています。

お昼時などピーク時になると店頭は注文をするためによく行列ができています。

お昼前後にはお店の前が行列でにぎわいます

店頭に行列ができるような店舗デザインにあえてしているように思います。

もしかしたら、「混んでるから他の店に行こう」って思うお客さんもいるかもしれません。でも、それよりも「美味しいから人気がある」って思うお客さんの方が多いのでしょう。

店舗デザインとして、お客さんの行列を繁盛しているように見せる演出に役立てて、同時にお客さんにも麺を作っている場面を見てもらい食欲を増進させるという2つの効果を期待しているのだと思います。

つまりは、丸亀製麺のCXは店舗の前に立つところから始まっているんですよね。

少し並んでも注文するとすぐに出来たてのうどんが出てくるので実際にはそれほど待たされることはなく美味しいうどんが居心地のよい店内で食べられるのです。

つまり、顧客体験はお客さんがお店の前に立った時点で始まっているってことです。そして、一番、大切な美味しいうどんを自信を持って提供することで満足のピークに持っていきます。

お店に入ってから出ていくまで顧客心理をよく理解しているから高い顧客幸福度を得ることができているのだと思います。

丸亀製麺は高い顧客体験価値は顧客行動観察と理解から始まるのだということを教えてくれているように思います。



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