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超速攻で効果実感できたカフェでのインフルエンサーマーケティングについて

今回はカフェにおけるSNS運用についてお話ししていきたいと思います。
わざわざテーマにするのには訳がありまして、僕自身がここまで即効性高く効果が出るとは思っておらず、ぜひそれをご紹介したいと思いましたので記事に書きたいと思います。

まず、前回と前々回の記事に書いたSOUND BAR HOWL(@howl_shibuya)はその後ぐんぐんとフォロワー数を伸ばし、この記事を書いている現在で約5300となっています。

そしてこの8月の中旬からカフェ営業をスタートした訳なんですが、カフェをやるにあたりinstagramのアカウントを分けることにしました。
理由は単純で、同じ空間であっても見せたいブランドイメージやコンセプトの違いが大きかったからです。

今回のアカウントに関しては私が直接運営するわけではなく、カフェの責任者(20代女性)が運営管理をすることとしました。
こちらも理由は単純で、ターゲットにより近い人格が全体の空気感を作った方が共感を得やすいだろうということです。
(もちろん、運営する上での基本的な考え方やノウハウ、やるべきことなんかは共有した上であくまでページの世界観は自分で作ってもらいました。)

さて、当たり前ですがフォロワー数0からスタートしたカフェのアカウント@cafe_howl。運用開始から1ヶ月弱ではありますが、現在フォロワー数は500ちょいとなっています。もちろんメインアカウントである@howl_shibuyaでもアカウント開設の紹介などはしたものの、期待値の違いが大きいのか、そこからは流入によるフォロワーはあまり伸びませんでした。

今回、カフェをやるにあたっての商品開発では味はもちろんですが、広告戦略としてわかりやすく写真に撮りたくて、ある種の憧れを生めるようなコンテンツにしようと決めていましたので、モクテルとクロッフルの二つ推しとしました。

コンセプトは「誰でも(未成年でも)楽しめるバー体験。」
そのコンセプトのもと、フォロワー数2桁の状態でinstagramerへの周知や来店依頼などを行いました。

まだ片手で足りるほどの方にしか依頼は成立していませんが、ありがたいことにオープン1週間目でフォロワー数が数万人の方に2名ほど来店してもらうことができました。

ここからが驚きでしたが、まず最初の方が各種SNSに投稿してくださった翌日。なんと5組10名ほど「インスタ見てきました」というお客様が!
思わず「早っ!!」と言ってしまいそうに笑

最初だけかと思いきやそこから平均して毎日10~15名ほど、SNSを見てきたという来店があり、フォロワー数も8月中に100人行こうと言っていたのが、オープン3日で100人、その5日後に300人。そして月末を待たずして500人に到達。なんて効率的かつ即効性が高いんだ、と驚いています。

もちろん飲食店としてはinstagramのフォロワーを増やすことは単なる手段であって目的ではないですし、一度来ていただいたお客様にいかにリピートしていただくか、これが最も重要なテーマです。
今回のお話はあくまでリピートを考えるための最初の集客がテーマですので、これをやれば万事OKということではないことをご留意くださいね。

それを踏まえて今回私が意識的に考えてやったポイントをいくつか紹介します。

[POINT 1]
味が想像しやすく、かつ映えるフードメニューだけにする。

今回、私のお店ではフードメニューをクロッフルに限定しました。
それもプレーン、バニラ&ミックスベリー、抹茶の3種のみです。
クロッフル自体は私自身も食べたことない段階でそう遠くない味を想像できていましたし、見た目も味もよく、写真映えもする。
*「だけ」と言っているのはオペレーションの都合なので、人員に余裕がある場合は無視して大丈夫です。

[POINT 2]
バーの要素を取り入れ、モクテル推しにする。

元々バーとしての雰囲気の良さをお褒めいただくことが多かったため、その良さをもっと若い世代の方々にも体験していただく、という想いを込めて「未成年でもできるBAR体験」という売り出しをするため、モクテルを数種類推しメニューにしました。
カウンター席もあるし、実際に目の前でカクテルを作る工程は大人的には普通でも、若い方にとってはちょっとプレミアムな体験な気がしますよね。

[POINT 3]
条件に合うインスタグラマーにDMを送りまくる!!

今回、広告宣伝はこれ一本に絞りました。
ターゲットとした世代的に食◯ログやH◯Gを使ってカフェを探している姿は想像できなかったので、instagramに一点集中した方が効率的と考えたためです。また、打算としてインスタグラマーの方は他のSNSも力を入れているケースが多くあり、進んでTikTokやyoutubeなどにも紹介してくれるということが実体験として多かったため、そこにも期待を込めて・・・笑

以上、たったこれだけです。

以前、ちょっと名前を出せないレベルの超やり手マーケターの方からの教えで、マーケティングはその時代に当たり前にやるべきことを当たり前にやり続けること。と言われたことがあり、まさにその様に考えて進めていきました。

今回は既に存在しているバーという場所で、カフェをスタートするというケースなので少し特殊な感じもしますが、基本的に考え方は変わらず、「誰に売りたいのか?何を売りたいのか?」を前提に広告戦略の手法まで想像した上で、それがしやすいお店づくり&商品開発を考えると集客の初速が大きく変わります。

ついつい盲信してしまいがちなスタートアップ期ですが、少しドライかつ客観的になり、本当に喜んでもらいたい方達に一番早く届く方法から逆算して物事を考えると良いと思います。

まずはCFがしっかり回ること。
次にちゃんと利益があること。
それが働き手に還元できる仕組みがあること。
ここまでやって初めて働き手がお客様としっかり向き合って仕事ができると考えています。

情熱や想いだけではビジネスはうまくいかないものです。(散々経験しました)
時にはドライな判断やわかりやすいセオリーを実行するのも大切ですね。

今回は以上です。
皆様のお役に立っていれば幸いです。

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