見出し画像

北九州の旅をしめくくろう

北九州の楽しい旅もひとまず終わりへ。最後に訪れた
のは北九州市立戸畑図書館。築約80年の旧戸畑市庁舎
が2014年に改修されて図書館になっている。1933年
に建設された建物が、今も大切に使い続けられている。

時代を超えて残るデザインがある。価値のあるものは、
人の心をとらえ、時をつなげていく。それを建てた人、
それを引き継ぐ人、そしてそれを大切にする人たち。
幸せな関係がそこにある。戸畑で出会った美しい場所。

青木茂建築工房はリファイニング建築の第一人者


帝冠様式の塔屋を持つ戸畑図書館
堂々たるその姿にみとれる
80年前の洗練されたデザイン
元は戸畑市庁舎として利用されていた建物を図書館へ
建物の頂部には細やかなデザインが施される
内部には戸畑図書館と宗左近記念室
宗左近は戸畑出身の詩人。北九州市立美術館にも詩碑がある
建物の隙間に挿入された階段室

外観の美しさが維持されて、グッドデザイン賞にも

建物の側面も、開口部の縦ラインが整然とデザインされている
その建物の前にはモニュメント
それは宗左近の反戦平和の意志を伝える記念碑
鐵偶という名の作品は、彫刻家 母里聖徳氏によるものだ
そろそろ日も傾いてきた。夕日を望み駅へと向かう
夕日にうかぶ女性像のシルエットは
シオン像という名の船越保武氏の彫刻作品
その優美なシルエットを見上げる

船越保武氏は長崎との関係も深く

日本二十六聖人殉教地のレリーフも製作されている

その彫刻への眼差しは船越桂氏へ受け継がれる

東京への旅行の際には丸の内も訪れよう

戸畑図書館を後にして、通り沿いの建物に目を止めつつ
唐揚げに足が止まる。唐揚げは大好物だ
ようやく戸畑駅へ到着。若戸大橋はまた今度渡ってみよう
楽しい旅もこれで終わり。明るい内に帰ろう


北九州の旅もこれで終わり。あらためて徒歩での旅も
よいものだ。ゆっくりと景色は流れ、自転車の旅とは、
また違ったものが目に映る。その時々の旅を楽しもう。

そして旅が終われば、また新たな旅の始まり。今回の
旅で北九州の魅力を改めて知った。今度の北九州の旅
はどこを訪れようか。漫画ミュージアムも気になるし、
リバーウォーク北九州も楽しみたい。磯崎氏の設計の
国際会議場も訪れてみたい。次は小倉の街を楽しもう。
魅力のあふれる北九州に、時間を作ってまた訪れよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?