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おにも来たくなるような建物へ

大阪駅の北側で変化を続ける都市。そして大阪の北部
の街も少しずつ変わっていく。大阪の北部といえば、
北摂と呼ばれるエリア。人口の多い順であれば豊中市、
吹田市、高槻市、茨木市と続き、四つの市でも140万人
の人口を有するエリア。それらの街にも新しい建築
は建てられていく。そして茨木市に2023年の10月に
オープンした、おにクルという名の新しい施設へと。


市のマスコットキャラクターは鬼の茨木童子
施設の名前は、おにも来たくなるような
楽しい施設にとの思いが込められている
中間階にあるホールのための巨大なフライタワーの横をすぎ
公園に面した建物の入口へ
公園側の外観からは内部の活動が伝わってくる
1階には開かれたホールやギャラリーやカフェ
この建物は個人利用であれば撮影可能とのこと
2階に上がれば大きなテラス
手摺も格子状で内外に視線がつながる
上下階は、1階から7階まで貫く吹き抜けでつながって
その日は建物内部が開放されていて、ホールの中にも
またいつかコンサートにも訪れたい
建物の所々に設けられたテラスをめぐり
中央の吹き抜けにかかるエスカレーターで最上階へ
というおにクル。まだ全体像はつかめないので
日をあらためて今度は静かな時間に
1Fからエスカレーターで上階へと
7階までつながる吹き抜けを見上げ
4階のホールのホワイエも開放的
吹き抜けにかかるエスカレーターで上っていき
ピクトサインも忘れずに
図書館のメインフロアである5階へ。この建物では
2階から6階まで書架が分散され、図書館が建物全体に広がる
吹き抜けた5階のメインフロア。所々に椅子やベンチも
吹き抜けを6階から見下ろして。円を描く照明が特徴的
最上階の7階へ。吹き抜けの頂部にはトップライト
7階は交流ゾーン。会議室やプラネタリウムも
夜のおにクル。その構成がよくわかる

育てるをコンセプトにその建物は対話を通して

おにクルは茨木市の福岡市長を中心に、8年がかりで
作り上げられた施設。幾度も市民とのワークショップ
が繰り返されて出来上がった、ひとつの建物に様々な
施設が混在する構成となっている。大ホール、図書館、
子ども支援センター、スタジオ、会議室等、それぞれは
開かれ人の動きを感じる。そこには日々何かが起こり
誰かと出会う、というコンセプトが意図されている。


設計者の伊東豊雄氏の言葉も熱を帯びる

日々何かが起こり、誰かと出会う。言葉との出会いも

伊東豊雄氏といえば杜の都のガラスとチューブの建物


その建物の設計は日本を代表する建築家、伊東豊雄氏。
建物を縦方向につなぐ吹き抜けに、氏の設計した仙台
メディアテークを思い出す。ここでは縦のつながりは
より明確に、上から下まで一つの吹き抜けとして空間
を連続させて、様々な人の視線や動線をつないでいく。


おにクルではブックパークとよばれる図書館の機能が
建物全体に広がる。それぞれの施設は開かれていて、
おにクルを訪れれば、そこで行われている活動を感じ
ることができ、ゆるやかに日々の何かへとつながって。
興味が変わることで、街や風景が違ってみえるように、
おにクルを訪れれば、日頃、接しない何かや誰かにより
自分の興味は書き換えられて、何かが起こるきっかけ
にもなる。今までにはない公共施設の形を楽しんだ。



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