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最後に教会と美術館を訪れて

五島の旅も終わりが近づき、帰りのフェリーの時間を
気にしながらも教会と美術館へ。最後まで五島の旅を
満喫しよう。五島市立図書館を後にし、まずはすぐ近く
の福江教会へ。祈りの風景をめぐった旅の最後の教会。

五島に点在する祈りの風景をめぐり
最後にやってきた福江教会。福江大火にも焼失をまぬがれて
焼け跡にそびえる教会として、復興のシンボルになったという
ここにもルルドのマリア様
1962年に建立された教会は窓の形も楽しげで
椿の形のステンドグラスの窓が特徴的

夜にはライトアップで異なる印象にも

教会を後に、しばらく進むと江戸時代に作られた石垣の風景へ
ここは当時、五島藩に仕えた中級武士の屋敷があった場所
400mほど続く武家屋敷通りをたどり
福江武家屋敷通りふるさと館の入口へ。石垣の上の玉石は
こぼれ石という構造で、塀を乗り越える敵がわかるように
門の内側をのぞいた先にある顔はめパネルは
つばきねこと、ごとりんと、バラモンちゃん
バラモンちゃんは五島のばらもん凧をモチーフに
はじめて見る石垣におどろきながらも目的地へ

ごとうチャンネルで武家屋敷通りについても学ぶ

そして最後に訪れた武家屋敷松園邸は
現在は山本二三美術館に。五島市出身の山本二三氏は

天空の城ラピュタの制作のためにスタジオジブリへ

美術館の中には、仕事場の様子が再現されている
その部屋のふすまには、もののけ姫の森

もののけ姫の背景も山本二三氏によって描かれた

細かく再現された仕事場の風景は
少し席を外されているだけかのようなリアルさだ
棚の上には山本二三氏の写真と
その横に昨年の8月19日に亡くなられたという訃報の通知

亡くなられたのはこの旅のほんの1ヶ月前のこと

その魂はきっとラピュタの空、そして二三雲と呼ばれた雲にも

旅の途中であった山本二三氏。
またその魂は五島の風景にも
ご冥福をお祈りいたします。

この絵の名は荒廃したラピュタ。とても貴重な動画だ

放映からもう40年近くも経つ天空の城ラピュタ

2019年の山本二三展の。その美しさに引き込まれる

そして氏は2010年より故郷の五島列島を描き始めた

頭ヶ島天主堂に飾られていた絵もその内のひとつ

氏はグランブルーファンタジーのイメージアートも

佐賀にあるサイゲームスには以前の旅で訪れた

福江港から福江島の北側をめぐってまた福江港へ


旅をしていろんなものと出会う。様々なものにふれて、
その価値を受け取る。そして自分を通し、それらを何か
別の形に変えていけるなら、さぞ楽しいことかと思う。
旅で感じたものを、言葉や形として残していきたい。
この旅もまた大切な思い出に。五島そして九州の旅は
終わりに近づいているが、これからも旅を続けよう。



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