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旅で出会う風景や言葉がつながって

京都への日帰りの旅の始まりには下鴨神社へ

2度目の旅は京都の西側を上り嵐山へ


そしてまた旅を始める。昨年の12月初旬の頃、10月に
関西に戻ってから3度目の京都。気軽に出かけられる
距離にあるのがありがたい。今回もいつもの小さな
自転車で、阪急電車の西京極で降りて北へと向かう。


いつものように小さな自転車でのんびりと
ベンチの屋根や電線の連なり。川の向こうの風景に目が止まり
道路の向こうの建物にも。気になるカラオケボックス
街角の大きな円型の建物は、京都外語大学の森田記念講堂
その先には京都外国語大学の校舎群が連なる
PAX MUNDI PER LINGUAS。建物に掲げられた建学の精神

京都外国語大学は終戦の2年後の1947年に森田一郎、
森田倭文子の平和への強い想いによって創立された。

建物の隙間に見える素材はエテルニットの有孔折板

TECTURE  MAGで新しい校舎にも詳しくふれる

言葉を自分のものにすると世界は小さくなる。
君が咲くから、景色は変わる
世界中が、フィールドワークの舞台だ
言葉ひとつで、切り拓ける未来がある
言葉は、自分の世界を広げていく
言葉は、世界との距離を縮めていく
言葉は、距離を越える

プロモーションムービーに心も高鳴って

動画の中にでてきた陶板壁画。ひと目でそれとわかる
存在感。「眼と眼(コミュニケーション)」は岡本太郎
の作品。同大の森田嘉一郎理事が、岡本太郎の養女
の岡本敏子と親交があったことがきっかけだという。

森田氏は大きな眼のデザインに惹かれて、制作を依頼
されたそうでホームページには以下のエピソードも。

「太郎はたびたび同大を訪れ、壁画の場所にも細やか
な指示を出し、関係者に「この場から壁画を絶対に
動かさない」ことを何度も約束させたという。」

一般利用も可能なカフェタロー。またいつか訪れよう。

岡本太郎の作品への旅はこれからも続いていく

京都外国語大学に隣接した京都外大西高等学校には
エントランス横に建学の精神の言葉も
ここは2023年に竣工した新校舎。75周年
を迎える京都外国語大学は変化し続ける
連なる長方形の開口や、縦横ななめの手摺の形状や
建物の頂部に設けられた水平ラインのデザインも楽しんで

旅をして振り返っては楽しんでいる

Mといえばマクドナルド

街に散らばるアルファベットもいつの日か

角度を変えたCMもおもしろい


旅をすれば何かが見えてくる。見ようとしなければ、
見えないもの。準備していなければ目に入らないもの。
その角を曲がれば見えていたものや、旅を振り返れば
見えてくるものある。旅は偶然の連続。道をまっすぐ
進むのか、曲がるのかによって見えるものは異なる。

週末の日帰りの旅を繰り返している。街の様々なもの
に興味を持って。街角の建物や素材、街に散らばる文字
や言葉。それらの中にはまだ見ぬ風景や、知らない意味
が込められて。旅をすることで出会う、旅のかけらが
緩やかにつながることを楽しんでいる。いつかの旅の
かけらは、またどこかでの旅の風景につながっていく。



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