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流線型のフォルムに導かれて

菊竹清訓。その流線型の屋根の建物を設計した建築家。
晩年に設計された建築はゆるやかな曲線を持つ。この
北九州メディアドームもその一つ。その巨大建物は、
ゆるやかな屋根の形によって、柔らかな印象を与える。

吉野ヶ里歴史公園センターの屋根も緩やかに

九州国立博物館はダイナミックなスケールの曲線で

島根県立美術館は湖に寄り添うように建つ

その流線型のフォルムに導かれて北九州メディアドームへ
巨大なドームにかけられた緩やかに孤を描く屋根
ドームの前は広い公園に。ここはかつて小倉競輪場のあった所
今は競輪場は北九州メディアドームの中にある
屋根の形や先端の納まりや
巨大のドームを見上げ、各部の形を楽しみつつ
今日は開催日ではないけれど、建物の中にも入ってみる
小倉の街には競馬もあれば競輪もある
4Fに広がるアリーナ。驚きの建物の構成だ

小倉は競輪の発祥の地でもある

建物の外周をまわってみる。付属棟も曲線を描く
ぐるりとまわってまた公園側へ
孤を描く建物の形状や
山並みの風景を楽しみながら
北九州メディアドームを後にして
街歩きを続けよう。道沿いの気になる形や
サインにも目を止めつつ
白と黒。面を変えて切り替えたり
面の中で切り替えることで建物の印象も変わる
しばらく歩くとcomichiかわらぐちのサイン
ここにはリノベーションされた長屋にお店が並ぶ
閉まっているお店もあって静かな雰囲気
白い壁に木の格子や扉がよい感じ

可愛らしいお店が並んでいた

comichiかわらぐちを後にして進む。路地の先に
前回の北九州の旅で知ったsalon du JAPON
ここでひと休みの予定も、満席で何組かの順番待ち
時間がかかりそうなので、お手洗いだけお借りして
先へと進む。風の橋の途中には新宮晋氏のオブジェ
残念ながら点検中とのことで取り外されていた

こちらは銀河の舟という作品

現在、大阪中之島美術館では新宮晋氏と
レンゾ・ピアノ氏の展覧会の開催中だ

またいつか兵庫県三田の有馬富士公園にも訪れよう

そして橋を越え、通りの向こうにそびえる建物へ

小倉の街を歩いて巡る。北九州メディアドームから、
徐々に北を目指しつつ、気になる場所をたどっていく。
リノベーションされた長屋を抜け、路地裏の古民家
を改修したカフェを通り過ぎ、そして風の橋を越えて、
次は通りの向こうに大きくそびえる建物へと向かう。

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