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試練。ありがとうございます。

こんにちは!!

夏はめちゃくちゃ暑く、約3ヶ月全く雨が降らないのに対し、雨も多く風も強い日が続くマルタ🇲🇹にてサッカーをしています、伊藤涼風です!!

現在オミクロン株の発見によって、再び様々な規制がかかり、住みにくい世の中になりつつあります。
そんな中、日々コロナウイルス感染者に対する処置など医療の最前線で治療に尽力されている医療従事者の皆様に感謝をするとともに、こうしてサッカーを不自由なく出来る喜びを噛み締め、応援してくれる人達に良い報告が届けられるように自分自身も頑張っていきたいと思います。


それでは本題に入ります。

いきなりですが、私が現在住んでいるマルタという国は一応ヨーロッパの国となるわけですが、サッカーのレベルはというとヨーロッパの中でもかなり下です。

ですが、そんなマルタにもプロのリーグが存在しており、

上から

・Malta premier league 
・Malta chalenge league (Division 1)
・Malta amateur league  (2部)


というリーグがあります。

私はこの中でも1番上のリーグのチームに所属していた訳ですが、この1月に出場機会を求めてマルタの中の2番目のリーグにあたる、いわゆるDivision 1のチームに移籍をしました。


そうして移籍する事が決まって初めての練習。

慣れもあってか緊張は全くしませんでした、むしろカテゴリーが1つ下なので、もういきなりチームの中心としてやってやろうという気持ちで行きました。


そう意気込んで練習に行き感じた事、、、


なんじゃこれは、、、



はい。なんじゃこれは、と感じました。

どういう事か簡単に言うと、

カテゴリーが1つ落ちるだけでこんなにも練習の質やチームの雰囲気は変わるのか。

という事です。

まず練習の約1時間にグラウンドに着きました。まだジュニアの選手達が練習をしていてグラウンドは使えなかったので、その練習を眺めていました。

そして練習30分前。

まだ選手らしき人は来ません。

そうして待つ事練習の20分前。

選手やコーチ達が集まり始めて、5分前にようやくグラウンドに入り、コーチが集合をかけて練習の始まり。

コーチが集合をかけても歩いて来たり、コーチの話し中も隣同士で話していたりします。

いざ練習が始まってもウォーミングアップやストレッチは喋りながら軽く終わり、そしてボールを使った練習でもミスをした時は、「アラ・マドンナ」(日本語で言う、マジかよ〜とかクソ〜!みたいな言葉)を言うだけ。

選手同士でここをこうしようと言うコミュニケーションを取るわけでもなく、そのままプレーは続きます。。。

そうして、練習は終わり、またまた軽くストレッチをして解散。

最初に言った通り、初めての練習の感想は”なんじゃこりゃ”でした。

しかし、練習後確かになんじゃこりゃと言う気持ちではありましたが、逆に、

試されている。

自分を見つめ直す良い機会。

とも思いました。

今自分は、自分の手で掴み取ったマルタ1部のチームとの契約を、自分の実力不足のせいではありますが、半年で捨てて実質マルタ2部のチームと契約。

・このレベルでもお前は腐らずやれるか??

・この雰囲気の中モチベーションや意識を高く持って練習や試合に挑めるか?

・またここから1部に戻れるか??

と、試されている。

また、今までと同じような生活をしてても成長はしないし、カテゴリーを落としたのだからむしろ今までの生活をしててはどんどん自分のレベルは下がっていく。

だからもう一度自分の習慣を見直して、今までの生活ではなく、今まで以上にサッカーと向き合わないといけないし、今まで以上に自分と向き合わないとここからまた上に上がるのは不可能だと感じる事が出来た。


こんな風に気付く事があったのは自分にとっては良かったと思う。

カテゴリーを落とした事によって練習の質やチームの雰囲気は良くないと言ったが、


マルタ人の多くはサッカーとは別に仕事をしており、それが終わり次第練習に行き、練習が終わるとまた次の日仕事。


そういった日常を過ごしている為、練習で毎日良い動きが出来るともかぎらないし、時には仕事が長引いて練習時間ギリギリに練習に来てしまう事もしょうがない事ではある。


かと言って適当に練習をするのを見逃したくはないが、その分サッカーだけしかしてない自分はマルタ人以上に


・得意やアシストという目に見える結果

・チームで1番多く走る、負けている時に鼓舞する

などのような貢献度がとても重要なってくるのではないかと感じた。

それは自分が前所属していた1部のチームでは結果について、それ程重く感じる事はなかったし、


そもそも前のチームでは練習の内容も複雑でコーチやチームメイトのそれぞれの国訛りの英語を理解する事や、練習を理解するのに必死だった。


でもカテゴリーが1つ落ちた事によって、正直チームメイトの質は前のチーム程高くないし、練習の内容もそれほど複雑ではなくなった。

だからこそ、ある意味少し余裕が出来て自分の事だけではなく、チームの事まで意識がいくようになったのではないかと感じる。

カテゴリーを1つ落としたチームに入る事によって、今までの自分のサッカーに対する姿勢や、生活習慣を見直す事が出来たし、何か新しい意識というものが自分の中で芽生えそうな気がしている。


最初にも言ったが、自分の手で掴み取ったマルタ1部のチームとの契約。

それを離してまで、、さらにカテゴリーを落としてまで試合に出場する事を選んだこの自分の選択が、


自分や、応援してくれている人達にとって間違いではなく、ステップアップの為の必要な道だったとなるように、、もう一度ここから頑張りたいと思っています。


この道を正しい道にする事が出来るのは自分だけだし、間違いにしてしまうのも自分だけ。


全てのベクトルを自分に向けて、残りのシーズンもがき続けたいと思います。

まだまだ何も良い報告ができてないし、サッカー選手というには全く物足りませんが、必ず何か掴みます。

読みにくい部分や誤字脱字があったかもしれませんが、ご愛読ありがとうございました🙇‍♂️

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