佐藤泰那|さとうやすな

編集者/いまはアウトドア雑誌『ランドネ』編集長🌲山登り歴12年。朝ごはんと赤ワインが好き。 https://facebook.com/yasuna.sato.5

山登りを好きになった私が、仕事でアウトドアに関わっている理由

幼いころから、初めてチャレンジすることを器用にこなせない。いまだに何か新しいことを始めるときには、ワクワクする反面、きっと人より劣っているのだろうとため息が出る。

山登りを始めたときも、できない自分に直面した。社会人2年目の夏、山好きの叔父に誘ってもらい、石川と岐阜の県境に位置する白山に登った。叔父が考えてくれたプランは、登山口近くの温泉旅館に前泊して、もっともメジャーなルート(砂防新道で登り、

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自然のなかで人が生み出す、奇跡みたいな美しさ

「きっとわたしたちは永遠に、まだ見ぬ景色、ってものを追い続けるんじゃないかな」。

6年前の夏、北アルプス槍ヶ岳に登ったときのこと。上りの槍沢ルートで何度も皆で弱音を言い合っていたのに、同じルートを下るのではなくあえてややハードな東鎌尾根ルートを選んだ。つらい、もう歩きたくないと言いながらも、次はどこの山に登ろうかと相談していた。大変だと思っていることを熱心に繰り返そうとする自分たちがふとおもしろ

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アウトドア旅の魅力を伝える動画をつくりたい。一歩ふみ出して思うこと

山の空気を感じながら、ゆっくり、でも一生懸命に、道をたどる友だちの後ろ姿。一歩進むたびに揺れるバックパックや、足運び。清々しい横顔や、わたしを振り返ったときに見せてくれる笑顔。
「ああ、山に来られてよかったなぁ」と思う瞬間は、美しい自然のなかにたくさんあるのですが、“人”にもよくハッとさせられます。

そんなことから、いっしょに旅する友だちやパートナーを眺めるような気持ちで、もしくは主人公に自分を

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雑誌の編集長になってみて

11年前、いまの会社に入社したとき、根拠なく「編集長になる」ことを夢に掲げて、今年の4月に叶いました。でも自分でも損な性格だなと思うほどにそのこと自体には達成感はなくて、そこから半年、たくさんの方に学ばせてもらい、助けてもらいながらじたばたしています。

もともとは直感が降りてくるまで自分のなかで小さくくすぶらせ続ける、みたいな思考をしてきました。いまは、まだ自分のなかで決着させられていないことも

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