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証明ゴールと成長ゴール

今回も「やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学」を参考に、リーダーとして部下の目標達成力向上に向けた指導へのエッセンスを考えていきます。これまでのnoteはこちらのマガジンをご覧ください。

今日は「第5章 「成長すること」に集中する」をテーマにしたいと思います。この章では、他人ではなく自分にフォーカスすることの大切さが説かれています。

ここでは、ものごとへの取り組み方として「証明ゴールタイプ(自分の能力を証明したいと考える人)」と「成長ゴールタイプ(挑戦は新たな問題解決の仕方を学ぶ方法だと思っている人)」の2パターンが紹介されています。

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テストの形で行った実験の結果は、証明ゴールタイプの人はテストの問題が難くなると一様に成績が下がったのに比べ、成長ゴールタイプの人は問題の難易度に対してまったく動揺を見せなかったとのこと。どんなに問題を難しくしてもモチベーションは変わらず、成績も高かったそうです。

つい人と比べがちになったり承認欲求に素直に従う姿勢は人の原始的な感性かもしれませんが、他人の目を意識し過ぎることが人格の未成熟さの証明というだけではなく、単純にパフォーマンス向上にプラスに働かないという事実は、もっと知られてもよいセオリーかもしれません。道徳的というよりも合理的に損なんですよね。過剰に周りを気にしたり自分の存在感を出すことにやっきになっているメンバーに対しては、自分に意識を向けたほうが効率的だよと導いてあげたいところです。

お薦め書籍

部下の目標達成力を高めるための武器を一つでも多く手にしておきたいというリーダーに、もちろん自身のそれを更に高めたいという方にもうってつけの本です。何といっても簡潔で読みやすいのがお勧めです。

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