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オオカミの里 東吉野村滞在記 ⑨ 〜 峠の水の行方 〜

東吉野村に移住して1年が過ぎようとしている。
サウナ小屋作りをお休みしていたというか、頓挫した話をここでしなければならない。

ここで上手く説明出来ると思わないが、とにかく今回のサウナ小屋作りに関しては中止という決定になった。

次の場所を一から探さなければならない。

何がいけなかったのか、よく分からないが、ここで書くと言い訳に見えるし、まだ日が浅いので、書くのはやめておく。

今日は雨が止んだので、久々に家から三尾の田中酒店まで山道を走った。59分43秒、コースレコードの更新である。

生ビールを頂きながら、酒店の大将との会話が興味深く感じたので少し書きたい。酒屋の大将は、

「佐倉峠の水は何処に流れるか、知っちょるか?」

と聞いてきた。佐倉峠とは東吉野村の入口である。国道166号線でほとんどの人はここを通って行き来している。

この佐倉峠だが、南向きは鷲家川を伝って高見川、吉野川そして紀ノ川が紀伊水道に注ぐ。これは分かる。

よって北向きは、大和川水系かなと思い、その様に答えた。しかし、酒屋の大将は、

「それが違うんよ。室生の方に流れて名張川に出る、この名張川ちゅうのは淀川水系で大阪湾までいっちょるわけや」

と教えてくれた。後で調べると、本当に川は京都・大阪府境辺りで北東からの宇治川(淀川水系本流)、北からの桂川と合流し、淀川となっていた。

奈良から三重に入り北上して京都をぐるっと回って大阪にたどり着く。とても遠回りしている様で感慨深い。

いつも通る佐倉峠の水は、それらルートを伝って大阪湾に至るということである。

今回のシリーズはこれにて最終回にする。また新たに始めようと思っているが、最後にアントニオ猪木の言葉で締めたいと思う。

「道、この道はどうなるものか、行けばわかるさ、迷わず行けよ。」


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