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江戸と明治とDX(その1)

研修などでDX(デジタルトランスフォーメーション)の話をするときに、「江戸と明治とDX」の話をします。だいたい何を言っているの?という感じになります。
DXって何? IT化と何が違うの?というときに「江戸と明治」がそのメタファー(比喩)になります。自分が組織が、自分たちがやっていることがDXってかどうか? これをメタ認知(俯瞰して自分を見る)するためにメタファーということです。
DXはDigital Transformationの略でデジタルを用いた変化や変革(変えあらためること)といった意味になります。IT化やデジタル化とDX は何が異なるのでしょうか?
江戸時代の人間は自分が江戸時代の人間だと認識していたでしょうか? 明治時代の人間は自分が明治時代の人間だと認識していたでしょうか。江戸から明治への変わり目は1867‐1968年ですが、この前後に生きていた人はなんとなく社会が変わっているかなとか変えているんだといった感覚を持っていたと思いますが、多くの人はなんとなく変わっていったのだと思います。未来世代(つまり我々から見ると)、江戸時代の人を特徴づけるものや明治時代の人を特徴づけるものはいくつも思いつくのですが、これはあとから認識しているに過ぎません。

江戸時代を代表する人物 By ChatGPT 
明治時代を代表する人物 By ChatGPT

令和になった現在、江戸から明治への変革と同じような変革がデジタルを通じて起きていると考えています。この変革に合わせて自分自身やビジネスを変革していくのがDXではないかと思うのです。
未来の歴史家になったつもりで、自分がDXにおける江戸の人なのか明治の人なのかをメタに俯瞰することが、次へ進む第一歩ではなかろうかと考えています。
今日のところはこの辺で。

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