生きる意味を見つけずらい社会でどう生きればいいのか

 日本社会は既に多くの物とサービスに溢れていて、もう実はそんなに多くの人が無理に働かなくていい様になっている。アメリカ人の女性だったかな、が、以前週5のフルタイム労働だと何も出来ないとティクトクで動画を挙げていた様が気がするけど、実際真実だと思う。巷に物は溢れ、生活するには恐らく大体の人が困らない。なのにフルタイム労働を自然と要求されるのは、資本家が豚のように肥え太るための、労働者への刷り込みもあるんだけど、一番の要因は労働者を雇用した人件費の分、無理に仕事を作っているからだ。

 そして、典型的な老後資産と言う免罪符を無くせば、現実は大体の人間が、実はあまり働かなくていい様な世の中になっている。

 だけどなかなか、特に男性は週5でフルタイム、そして当然の如く正規雇用で一人前と言う呪いがまだまだある様に思う。と言うか、普通に考えてフルタイム労働はキツいよな。

 体に負荷が掛かり、本当はやらなくてもいいやってもたいして利益にもならず、そして誰がやってもいい、特定の人間で無くても出来る事を、雇ったから人件費分働かせないといけないので、無理にやるべきことを造っている様な世の中だ。

 たから、ある程度の労働で資産を築いた、または築けなくても、もう働く意味を感じず、そして何十年と無駄で不毛な労働をする無意味さに気付き、ドロップアウトして生きる人間が増えているのは当然だと思う。

 仕事に意味がないのは分かった。じゃあどう生きればいいのかと考えてしまうと、恐らく多くの人が子供の為~、家のローンが~、車のローンが~、老後が~、金が無いと不安だから~、と浮かぶかもしれないが、じゃあそういった理由すらも取っ払うと、後に残るは誰かの為に働く~とか、もしくは自分の為にになる。

 他者貢献か自分の為に働く、こういった事が実は一番難しい。この世の9割の仕事が本当は実は無くてもいい仕事だし(人の命や生活に関わる仕事は別)、それらや働く意味や意義の言い訳造りを取っ払った後に残るのは、誰かの為には働くか、自分の幸福の為に働く、くらいだろう。

 しかし最近の世相を見るに、別にフルタイムで働いてなくても、正規雇用で無くとも、世間体が悪いと言った風潮は、結婚とかしていて子供もいなければ、まぁ後は自己責任の範疇なので、ないのかもしれない。ならじゃあ後はどうすると言ったところです。

 それにしても人間は役割と、共同体、なんらかのコミニティへの所属が少しでもないと、存在意義を失い虚無り脳が委縮しメンタルが急激に弱る動物なので、本当に面倒くさいなと思いますね

 あと、本当は欠片も働きたくないし、加えて働く意味を見出だせないのに、自分の心を騙し続けて惰性でフルタイム労働出来ている人は凄いなと思う。一度フルタイム以下に労働環境を移行してしまうと、もう頑張れなくなる。それを甘えと取られても仕方がないが、やはり意味を見出だせないものに注ぐ程、人生はそれほど長くない。だが意味があるものとか、そんな事を考えるのは面倒なので大体の人がやらない。時間の無駄でしかないからね。

 今ですら職場の人間に、暗にフルタイム労働しないお前は楽をしている的な事を遠回しに言われるが、人間が死ぬ時に後悔する5つの事柄で、あんなに働くんじゃなかったとの後悔があるけど、この事を指しているのではないかと思う。

 盲目的にフルタイム労働を疑わず、自分の心を偽り、雇用されての労働から少しでも抜け出す努力をしなかった人間が、自分の命を興味のない他人のビジネスに奪われて後悔して死ぬのだろう。

 だが俺を含めて多くの人には、自分でゼロからイチを継続的に産み出すのは難しい。その難しさがよくわかっているからこそ、安易に副業しろとは言えないよなと