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作家の日々

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2019年1月の記事一覧

奴がにじり寄ってきてます

 WEB新連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 今年もついに奴がやってきました。
 確定申告? あっ、嫌なことを思い出させないで下さいよ。

 はい、花粉症です。
 実はわたし、春になると梅杉檜のジェットストリームアタックをまともに食らってしまう体質なのです。とはい

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遊びすらも仕事です

 WEB新連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 実は今、あるおもちゃ(という言い方をするとその道の方に怒られてしまうのですが、便宜上そう表現します)を経費で買って遊んでいます。

 あっ、ちょっと待って! 石を投げないで!
 あと税務署の職員さん、なんでそんなランラ

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昨日のそうこの会Livewire&そうこの会第二弾アンソロ発表

 WEB新連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 昨日はそうこの会のLivewireイベントでした。
 「女が歴史を語るとき」というサブタイトル通り、そうこの会にいらっしゃる女性作家の皆さんに登壇していただき、女性ならではの視線から歴史を眺めるということの楽しさを語っ

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逸話が大好きです

 WEB新連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 わたしはどうも「逸話」に惹かれがちな人間であります。

 逸話というのは嘘か真か分からないにせよ、歴史上の人物や事件のディティールを浮き彫りにするような、そんなお話のことです。
 たとえば、異色の徳川家康像である「しか

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「戯作者」という自称の理由

 WEB新連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 あんまり知られていませんが、わたしは「戯作者」と名乗っています。もっとも、あくまで公的な場では「小説家」という肩書を使っていますが、もし、自分で肩書を選べるのなら、わたしは「戯作者」です。
 それが証拠に……。

 ほ

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サビネコと専業と

サビネコと専業と

 WEB新連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 妻と二人で「サビネコ」と呼んでいた野良猫が、かつていました。

 一去年の夏ごろ散歩コースで出会ったその子猫は、なんともやぼったいさび色をしていて、貧相な体をしていました。けれど首には朽ちかけたピンクの首輪が巻かれてい

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連載怖い

 WEB新連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 

 今、「桔梗の人」の後半の第一稿を書いてます。
 第一回が発表されたばかりなのに、もう第六回まで書いています。明日には第七回も書き終える格好です。

 いえね、連載の場合、微妙に責任感が頭をもたげるんですよね。
 

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「ふつう」な自分を抱えながら

 WEB新連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 昨日の話とも関わってくるんですが、最近、「ふつうであること」の大切さに気付き始めています。そんなことを言うと「逆張り乙www」と草を生やされてしまいそうですが結構マジです。

 「ふつうではない」部分は他と己を分ける大

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成人式の思い出(虚無)

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 今日は成人の日だそうですね。新成人の皆様、おめでとうございます。

 わたしはおおよそ12年前に成人しましたが、実を言うとわたしは成人式のみ参加で、二次会以降は出ませんでした。ちょうどその日にバイトが入っており、バイト

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毎日健康豆腐生活

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 ここのところ、豆腐料理ばかり作っています。

 皆様、「豆腐百珍」ってご存知でしょうか。
 江戸の天明期といいますから、ちょうど田沼意次が老中をやっていた頃でしょうか、大坂で発売された豆腐オンリーのレシピ集です。今、時

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2019年も頑張れそうです

 WEB新連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 気づけば一月ももう12日。もしかして、もう月の半分まで来ちゃってる? 誰だ、わたしの時間を奪ったのは! というわけでこんばんは、谷津矢車です。

 今月は割とのんびりとしてます。
 今、某長編の手直しと「奇説無惨絵条々

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趣味を持ちたい今日この頃

 WEB新連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 ここのところ、仕事やプライベートに追われて自分の時間を持てずにいます。
 まあ、小説と読書が趣味みたいなところがありまして、そういう意味では人生のほとんどを趣味に費やしている人生ともいえるのですが、小説に関しては競い合

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ネットの「誤爆」と「空爆」⑥

 WEB新連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 前回はこちら。

 前回のお話は、具体的に「誤爆」を誘発しないためにどうしたらよいのかという方法論について述べました。とともに、実はこの方法論には大きな落とし穴があるよー、というお話でした。今日はその話をもって、この話

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ネットの「誤爆」と「空爆」⑤

 WEB新連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 そういえば、来月刊行予定の「曽呂利」(実業之日本社)、予約の出足が好調のようです。まだご予約していない皆様もぜひぜひ。

 と、ここのところ宣伝関係が長くなっておりますが、お許しください。くりかえしますが、このnote

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