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作家の日々

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2019年3月の記事一覧

【拡散していただけるとありがたいです】天狼院書店さんで短編講座の講師をやります

【拡散していただけるとありがたいです】天狼院書店さんで短編講座の講師をやります

 WEB連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 はいどうも。まずはお知らせです。

 拙作『奇説無惨絵条々』(文藝春秋)が週刊新潮の書評欄で紹介されました!

 一ページまるまる書評を頂けるとは……。評者の縄田先生、誠にありがとうございます。「傑作」というお言葉に救わ

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なぜ谷津は本をたくさん読もうと決心したのか

なぜ谷津は本をたくさん読もうと決心したのか

 WEB連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 前回までの「毎日小説を読んだら〇〇になる件」シリーズがまあまあ好評だったので、今日はその余話ということで。
 たぶん、このシリーズを読んでくださった皆様におかれましてはこんな疑問が湧かれたのではないでしょうか。

「年間

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毎日小説を読んだら〇〇になる件⑤

毎日小説を読んだら〇〇になる件⑤

 WEB連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 前回の続きです。
 さて、今回は最終回。三年間たくさん小説を読んできたわたしの今の雑感を述べていこうかと思います。

気持ち悪さは止まず 2019年現在も、「酔い」はしっかり残っています。というより、ひどくなっています。

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毎日小説を読んだら〇〇になる件④

毎日小説を読んだら〇〇になる件④

 WEB連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 前回の続きです。
 自分の小説に気持ち悪さを覚え始め、書いている小説ジャンルのルーツを辿る読書といった戦略的な読書スタイルも確立し始めたのが2017年でした。今回はそれを経た、2018年のお話です。

「新古典」の発見 

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毎日小説を読んだら〇〇になる件③

毎日小説を読んだら〇〇になる件③

 WEB連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 というわけで、前回の続きです。
 前回は主に2016年の読書についてお話していました。さて、その次は2017年なのですが……。

 2017年は、今にして思うと飛躍の年でした。
 のちに歴史時代作家クラブ作品賞を頂いたほ

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毎日小説を読んだら〇〇になる件①

毎日小説を読んだら〇〇になる件①

 WEB連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 なんかyoutuberっぽいタイトルだなあ。
 とそれはさておき。

 作家は自らをモルモットに実験ができる存在です。

 と書くと「谷津さんまさか変な薬に手を出しているんじゃあるまいな」とばかりに通報されてしまいかねな

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昨日は八重洲ブックセンター本店さんでイベントでした

昨日は八重洲ブックセンター本店さんでイベントでした

 WEB連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 さて、昨日は八重洲ブックセンター八重洲本店さんのイベントでした。

 八重洲ブックセンター八重洲本店のご担当K様、八重洲ブックセンター八重洲本店の皆さま、何よりお越しくださった皆様、誠にありがとうございました。

 久々

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小説家=芸人論

小説家=芸人論

 WEB連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 物議を醸す発言を放つのが大好きです。

 というわけでいきなり出し抜けに物議を醸しかねない発言をしますが、小説家は芸人であるというのがわたしの持論です。

 あー、なんか怒られそうですねー。
 どーしたわけか小説家という

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3月18日にして三月を〆る

3月18日にして三月を〆る

 WEB連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 そうか、もう三月も二週間ないのか……。

 時が経つのはあまりに早くて、メランコリックな思いに襲われております。
 時の流れの速さに目を回していると、どんどん取り残されてしまうような心地がしてしまいます。
 比較的三月は

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日刊ゲンダイさんで『奇説無惨絵条々』(文藝春秋)が紹介されました

日刊ゲンダイさんで『奇説無惨絵条々』(文藝春秋)が紹介されました

 WEB連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 今日は『奇説無惨絵条々』(文藝春秋)がらみのお知らせです。
 日刊ゲンダイさんで紹介されました。

 所収作『雲州下屋敷の幽霊』のあらすじが掲載されています。
 いやー、嬉しいです。
 実は『雲州下屋敷の幽霊』はかなり力

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拙作『曽呂利』(実業之日本社文庫)がschoo読書部で取り上げられます

拙作『曽呂利』(実業之日本社文庫)がschoo読書部で取り上げられます

 WEB連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 昨日『曽呂利』(実業之日本社文庫)のことを話したら、なんとまた『曽呂利』関連の話題が出来しました。

 わたしも今回初めて知ったのですが、「schoo」というサイトがあるそうです。schooのページを見るに、社会人の学習

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悪評は売れている知らせ(『曽呂利』、売れています)

悪評は売れている知らせ(『曽呂利』、売れています)

 WEB連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 いや、本当に『曽呂利』(実業之日本社文庫)が売れてるみたいです。

 そうわたしが実感するのは、『曽呂利』に関して否定的な感想がちらほら出てきたからです。
 万人に好かれる人がいないのが真理である以上、人間の創作物である

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生き過ぎたりや三十三&作家としての誕生日です

生き過ぎたりや三十三&作家としての誕生日です

 WEB連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 生き過ぎたりや三十三。どうも、谷津矢車です。
 なんと、三十三歳になってしまいました。実は三十三年前の三月上旬にわたしはこの世に生を受けたのです。
 いやー、いろいろと感慨深いものがあります。社会人になって丸十年経ってし

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どーも、長編作家です

どーも、長編作家です

 WEB連載の「桔梗の人」よろしくお願いいたします! と共に、2019年2月新刊の「奇説無惨絵条々」(文藝春秋)と文庫化「曽呂利」(実業之日本社)もよろしくお願いいたします。

 どうも、長編作家です。

 作家界隈でまことしやかに語られるある言い伝え(?)があります。

「作家は、長編か短編、どちらかに得手不得手がある」

 まあ、「どっちも大得意だぜヒャッハー!」という最強作家さんもいらっしゃ

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