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作家の日々

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2020年1月の記事一覧

楽しく飯を食うために

楽しく飯を食うために

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 わたしは社会不適合者なので、「つまらないこと」「興味ないこと」をやり続けることに対する耐性がほぼほぼゼロです。
 えっ、みんな努力して「つまらないこと」「興味ないこと」もやっているんだからお前も努力しろ?
 はあ、ごもっともです。けれども、一応わたしもサラリーマン経験があり、わたしなりに色々頑張ったものの、自分にとって興味の持てないことに対してはさっぱり頑張れないし、そもそもわたしの

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本の整理をしました

本の整理をしました

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 表題そのままなんですが、本日、本の整理をしました。
 おいおいなんだそんなこと、ってお思いでしょう? でも、わたしにとってはある意味で死活問題です。
 そもそも小説家という商売は本と分かちがたい生活をしています。あまり本を読まれない小説家でも、自分の刊行した本は見本の形で事務所や家に郵送されてきますし、場合によると色々な方から献呈していただく場合もあります。また、小説家が本好きだった

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1/28発売『しずけさとユーモアを 下町のちいさな出版社 センジュ出版』(吉満明子 枻出版社)にちょっと協力しました

1/28発売『しずけさとユーモアを 下町のちいさな出版社 センジュ出版』(吉満明子 枻出版社)にちょっと協力しました

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 本の告知なんだぜ。
 とはいっても、わたしの本ではありません。
 1/28、『しずけさとユーモアを 下町のちいさな出版社 センジュ出版』(吉満明子 枻出版社)が刊行されました。

 どうしてわたしが自作でない本の紹介をしているのかと言うと、わたしの名前があとがきでスペシャルサンクスとして名前が挙げられていたからです。
 いや、特に何にもしてないんですよ。まだゲラになる前に著者の吉満さ

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『廉太郎ノオト』の読書会、ありがとうございました&ちょっとした本作への思い

『廉太郎ノオト』の読書会、ありがとうございました&ちょっとした本作への思い

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 先週の日曜日は『廉太郎ノオト』の読書会でした。お越しくださった皆様、また、通信でお話を聞いてくださった皆様、誠にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。
 著者が著作の読書会にお邪魔するというのは実はかなりアウェー感があり、かなりガクブルものだったのですが、皆様には温かくお迎えいただきました。そんなわけで、あれやこれや、本作の秘密の数々をお話しいたしました。結構ヤバい話も飛び出

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ぼちぼち新作を書くか

ぼちぼち新作を書くか

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 実は今、わたしは

 執筆:手直し = 1:3

 くらいの分量でこなしている感じです。
 えっ、ってことは何? わたしってば、一年のうち三か月くらいしか稼働してないってこと? と我ながら驚いていますが、実際その通りなのでぐうの音も出ません。
 わたしの執筆スケジュールは日産15000~16000文字くらいなので、十日もすれば長篇一本分くらいの分量の小説が書けてしまいます。確かに今の

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無理して本を読まなくていいのよ

無理して本を読まなくていいのよ

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 本を書いて大量に複製して売る商売をしている以上、「大量生産・大量販売」が究極的な正解になってしまいます。もちろん、わたしもそうした立場で小説を書いていることは重々承知なので、「大量生産・大量販売」が商いの基本であるというのは重々承知なのですが。

 「大量生産・大量販売」の行く末のことを考えると、暗澹たる思いになったりもします。
 「大量生産・大量販売」は売り手側の論理です。その結果

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体力増進に努めます

体力増進に努めます

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 よーやくインフルエンザも抜け、頭がしゃっきりしてきた今日この頃です。仕事そのものは復活していたのですが、ようやく今日あたりから筋トレ、散歩といった体力づくりを再開しているところです。

 実を言うと、ランニングをやりたいんですよ。
 これまでウエイトを巻き付けての散歩に筋肉トレーニングでお茶を濁していたのですが、肺活量の増進を行なうべきなんじゃないかとは常々感じていましたし、全身に健

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二つの商業小説刊行プロセスについて(オチはない)

二つの商業小説刊行プロセスについて(オチはない)

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 昨日、わたし、こんな発言をいたしました。

 ちょっと大事なことなのでまとめておこうかなあと。

 えっ、作家って自分の書きたいものを書いてばっかりなんじゃないの? とお思いの方も結構いると思うのですが、そればっかりではないのが小説の世界です。

 実は歴史小説・時代小説は(作家の側に得意とする時代や地域などが存在することもあり)出版社さんからご提案がしにくい傾向にあるそうですが、そ

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寝込んでおりますが……

寝込んでおりますが……

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 悪性のインフルエンザで倒れているところの谷津ですが、早くも『信長様はもういない』(光文社文庫)のお買い上げ報告や感想をUPしてくださった方もいたりして、頭が下がる今日この頃でございます。また、書店さんや版元さんも情報を更新してくださっており、本当にありがたいことでございます。むしろ、序盤の宣伝に今一つご協力できておらず、本当に申し訳ない次第です。

 でも皆さん、『信長様はもういない

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インフルエンザにかかりました

インフルエンザにかかりました

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 ひと月ほど前、「体調管理は作家にとって一番大事なことですよ」(ドヤァ)なエントリを書いておいて、やっちまいましたよ。
 そう、インフルエンザにかかりました。

 旅先で悪寒やら手足の倦怠感、熱っぽさに襲われ(いつものように雨の中、ひたすら歩くという谷津流取材をしていたのもまずかったかも)、夜、持ってきていた常備薬を飲んで、這う這うの体で東京まで戻ってきた次第です。正直、しらさぎ号に乗

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福井の取材に行ってきました

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 正月の忙しい合間を縫って、取材に行っていました。そう、福井です。

 なぜ福井?
 実は、今年の後半に出るある本の主人公が結構長い間福井に暮らしていたからです。具体的なことはまだお話できないので申し訳ないのですが……。とはいえ、実はほぼテキストは組みあがっており、今、ディティールの充実に努めているところでして、それゆえに福井の町を見ておきたいという野心が湧いたわけです。
 けれど、実

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1/9頃、『信長様はもういない』(光文社文庫)ついに発売です

1/9頃、『信長様はもういない』(光文社文庫)ついに発売です

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 告知と飯は忘れるべからず。谷津家家訓です(嘘)。

 というわけで告知なのですが、『信長様はもういない』(光文社文庫)が1/9頃から発売開始いたします。
 わたしのこのnoteをご覧の方は既にご存じですね。「1/9頃」と煮え切らない表現をしているのは、文芸書や文芸文庫はよほどの話題作でない限りは届いた順から売り場に陳列してもよく、また流通状況によっては並ぶのが遅れてしまうこともままあ

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ここのところ、取材が好きです

ここのところ、取材が好きです

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 正月三賀日に書くことでもない気がするのですが、ここのところ取材に行くのが好きになってきました。
 もともと取材は好きなんですが、さらに好きになったというか。

 それもこれも、『桔梗の旗』の執筆時に味を占めたせいでしょう。
 実は『桔梗の旗』執筆に当たり、滋賀、京都、大阪近辺を取材しました。とはいっても、光秀ゆかりの地を歩き回るもので、一般にはロケハンといわれる性質のものです。
 実

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2020年の小説刊行について(ごあいさつに代えて)

2020年の小説刊行について(ごあいさつに代えて)

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 いつもこちらのnoteをご覧の皆様、またわたしの本を読んでくださっている皆様、2020年もよろしくお願いいたします(あけましておめでとう、と申し上げないのは、これをご覧になっているあなた様が喪中であられる可能性を考えてのことです)。

 新年といえば……抱負?
 いや、そんなもんねえよ!
 小説家が持つ必要のある目標は、一作一作に対して掲げる「小目標」、五~十年後くらいの展望である「

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