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小説 開運三浪生活 #3 イーハトーブの冤罪

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プライド高く理系に憧れ続ける元・優等生にて現・劣等生のタサキフミオ(20)。せっかく滑り込むことができた「県大」のキャンパスライフに飽き足らない彼は、相変わらず理系への憧れを捨て… もっと読む
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小説 開運三浪生活 34/88「university of Iwate, by Iwate, for Iwate」

六月に入った。相変わらず週一回の部活に参加していたものの、文生はもはや卓球に熱が入らなか…

鈴木偏一
16時間前
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小説 開運三浪生活 33/88「大人の階段、五百円」

岩手で独り暮らしを始めるにあたって、文生にはひとつだけ自らに課したルールがあった。それは…

鈴木偏一
1日前
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小説 開運三浪生活 32/88「メール大作戦」

県大には公共政策、情報理工、社会福祉、保健福祉の四つの学部があり、一年生だけでもざっと二…

鈴木偏一
2日前

小説 開運三浪生活 31/88「幽霊部活」

不本意で入った大学とはいえ、初めて受ける講義は文生にとってどれも新鮮ではあった。全学部共…

鈴木偏一
3日前
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小説 開運三浪生活 30/88「退学志願者」

入学式を終えた足で文生と貫介は学食に向かい、昼食をともにした。聞けば、貫介も不本意での入…

鈴木偏一
4日前
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小説 開運三浪生活 29/88「村から村へ」

県大の入学式翌日の景色を、文生は忘れられない。四月にしては肌寒く厚い雲に覆われていたその…

鈴木偏一
5日前