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古墳や寺社から感じる古代ロマン!

130m以上と推定される巨大古墳も存在していた!
「味鋺百塚」と呼ばれた味鋺古墳群。至る所にある古墳跡に驚き!

古墳のイメージは、春日井市でしたが
隣接する名古屋市北区味鋺地域も古墳地帯でした。

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今回のガイドさんは、ベテランガイド伊藤喜雄さん。開始前から参加者の皆さんと会話がはずみます。「今日の見どころの一つは、五の市。この日を選んでツアーにしたんだよ。」
和やかな雰囲気でスタートしました。

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丹羽家の立派な門を見た後、新地蔵川では、洪水とのたたかいについて、伺いました。
「農業としては悪いことばかりではないのですよ。作物が豊かになり、土地の土壌が変わり、二毛作できたんですよ。」以前は、農業用水。東海豪雨でもあふれたそうです。

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最初の古墳は、二子山古墳全長95mの前方後円墳。二子山公園にあります。
古墳の資料館に入ると、将棋を楽しむご年配。地元の方の憩いの場になっていました。

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白山神社は、後円部分が残っている白山古墳の上に建っています。
白山神社の拝殿にある紋について、徳川家の「葵巴紋」ではなく、松平家の「三つ葉葵紋」なのだそうです。違いを教えていただきました。


境内では、毎月5日に開催される「五の市」で、地元の方でにぎわっていました。
昔ながらの売り方で販売される魚介類、野菜、果物、花、お菓子、乾物、日用品、何でも揃っています。ポン菓子、みたらし、たい焼き、たこ焼きの屋台は、お祭りのような気分になります。


自由時間を楽しんだ後は、春日山古墳跡近く、犬山城の尾張公が参勤交代に利用したことから上街道・ご御成街道と呼ばれた街道へ、首切地蔵伝説、尾張の盗賊「味鋺の小鉄」、造酒屋の大阪屋の隣にあった乗合馬車と乗合バスの停留所、尾張万歳発祥の地、参道で流鏑馬が行われていた味鋺神社、清正橋、歴史を聞きながらのまち歩き、あっという間に過ぎます。

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護国院では、普段はいることのできない本堂で、貴重な仁王像、七宝の引手を付けた杉戸を見ることができました。天井の絵もきれいでした。お堂には、岩屋堂古墳から出土した石棺が祀られていました。ここでも古墳。

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現在、保育園になっている場所は、白山薮古墳跡。多数の鉄剣やガラス玉が出土したそうです。
大きな駐車場になっている場所は、全長130m以上と推定される、味鋺大塚古墳跡。

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弥生時代から人々が住み、川湊が設けられた味鋺、物資を運ぶ物流の拠点であり、物部氏から尾張氏の拠点となって大古墳が造営された味鋺。実際に残っている古墳は、僅かですが、古墳時代をイメージしながらのまち歩き、楽しみました。
二子山公園は、桜の名所でもあるようです。花見をしながら、古墳巡りいかがでしょうか?

<レポート:わかお、カメラ:今村>

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【やっとかめ文化祭2020】
2020/10/24(土)〜2020/11/15(日)
参加方法はプログラムによって異なります。
詳しくはやっとかめ文化祭公式ウェブサイトよりご覧ください。

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