見出し画像

【10周年記念プレイベント】日本文化の先入観を捨てるススメ

やっとかめ文化祭10周年記念プレイベント2日目、10/16(日)名古屋市公会堂での「まちなか寺子屋:日本文化の先入観を捨てるススメ」をレポートします。

画像1


時間は12:00~14:00の2時間で、前半後半1時間の2部制。
前半は、和楽Web編集長:セバスチャン高木さんによる「日本文化をもっとお気軽に、身近に!」というコンセプトに基づき、「メディアとしてどのように日本文化を伝えるか?」というテーマでの講演でした。

後半は、日本ファシリテーション協会フェロー:上井靖さんによる演出で、「ファシリテーション=簡単にする/容易にする」をテーマに、参加者がお互いに意見を語り合い、つながる場となりました。

まずは前半から。
セバスチャン高木という名前から海外の方を想像したのですが、本名は高木史郎さんで、プロレス好きが高じて、リングネームで活動されているとのこと。ただし外見はマッチョな感じでなくグレイヘアがとても素敵なダンディな方でした。
日本文化=伝統・高尚というイメージもあり、その道に通じた方だけが語れるものという「先入観」がある中で、和楽Webでは日本文化の入り口として、WebやSNSを積極的に活用されているようです。例えばTikTokで時代物をテーマにしたショート動画を掲載、Podcastを使って音声で文化・歴史を発信といったように、日本的・アナログ的とは一見対極にありそうな「異端な」仕掛けが多数あり。高木さんの言葉を引用しますと、これこそ「バーリトゥード」(ポルトガル語で何でもありという意味)、総合格闘技の発想だそうです。

画像3

すべてはより多くの皆さんに日本文化に触れてもらうためのきっかけ作り。この多種多様性という意味で、やっとかめ文化祭のプログラムにも通じるものを感じました。
 
後半はファシリテーションという馴染みが少ない言葉の説明からスタートでしたが、本来は「集団による知的創造活動を促進する」という意味だそうです。ファシリテーター、今回のプログラムであれば上井さんが穏やかで親しみやすい語り口で、予定調和でなく、何か生まれる・化学反応を起こすきっかけ作りをして頂きました。ファシリテーショングラフィックやフィッシュボウル(=金魚鉢)という手法の紹介もあり、日本文化というテーマで参加者皆さんの多様で面白い意見・経験談を聞くことが出来ました。

画像4


この中で一番印象に残ったのが、「誰かに日本文化を理解してもらう為に、分かりやすくフィルター(=意図的な編集)をかけることがいいことなのか?」という問いに対して、「まずは本物を直に見てもらうこと」というコメントでした。

画像4


これこそ、まさにやっとかめ文化際の意義・目的だと納得できるコメントでした。
10/22からいよいよプログラムが本格的にスタートします、楽しみです! 

===
レポート:Jassi 写真:おーつぼ

■レポートしたプログラム

■まちなか寺子屋

■やっとかめ文化祭

===

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?