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【妊夫日記1010】思い出の怪我は台風の雲と共に

けっけが額に裂傷を負った。ひと針縫う程度のものだったが、嫌だ嫌だと叫び完全拒否して、結局テープで強度固定されている。縫っといた方がジョジョみたいで格好良かったんじゃね?って言ったら本気でイヤそうな顔された。
子どもは体も小さいせいか、怪我をしたときはなかなかショッキングな事象に見えるし(見えるで済まない時もあるが)、自分の事を思い出してもこんな怪我普通するか?とゆう場所を傷つけたりしている。息子が怪我した事を切っ掛けに、自分の母親の中に居る7歳の僕と再会する。「あなたもここ縫ったわよね」と。たぶん彼が15歳になったら、19歳になったら、その度に親しい人の中に居るそれらの僕と再会するのだろう。子どもを育てる事は、自分を生き直すことだ。理想の自分を押し付けるとゆう意味ではなく、共に育つことで、当時の自分を徐々に許していく。
ラコとペイペイを迎えに行く。夕暮れは鮮やかな紫色をして、少し乱雑なコントラストだった。「たいふうのくもがちかよってきてるねぇ。ふつうのくもとたたかってるみたい」とペイペイが言っていた。

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