絶神のエデュシエーター 絶対なる風 6
「闘神の座を、受け継いだ…?」
「そうだ。魂の鼓動が違っている…つまり、死者が蘇生するなどという奇跡は、これしか無い」
大賢者ユグドルは語る。
「これについては、まずそこのルナについても語らねばなるまい。儂が知っている要素は、彼女が“闘神”に並ぶ力をかつて持ち、そして暴走していたということだけだ。しかし、その力が失われた百年後の今にルナが目覚め…ぬしがゲイルを蘇生させた」
「そうなの?」
「そうだ。これは闘神の持つ一度きりの契約…『継承』にあたる。百年後に器でなくなった