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【イベントレポート】自然と技術 遊びと学び さまざまな要素が融合したワークショップ

こんにちは。齋藤です。

3月2日に
「森のガイドと歩く冬の自然散策 落ち葉から作る自分だけのリーフ型蓄光タグ」
というワークショップイベントを開催させていただきました。

このイベントが、お客様からの満足度も高く、
そして我々の満足度も高いイベントとなりました。

内容としては、
・YAUに集合

・烏川渓谷に移動

・約1時間のガイド付き自然散策と落ち葉探し

・YAUに移動

・蓄光タグにする落ち葉を選定

・小山さんと打合せ

・3Dプリンタで蓄光タグ製作(待ち時間にBright fieldの珈琲)
という盛りだくさんの内容です!

ガイドはコーヒーと森の案内人
Bright Fieldの安田さん
人と自然を繋ぐきっかけを一杯の珈琲から…
という想いから森のガイドとそこで珈琲を提供されています。

蓄光タグの製作は
Desaign Studio Bergchenの小山さん
ベルクシェンはドイツ語で「小さい山」を意味し、
小さなニーズを満たす存在でありたいという想いが込められています。
https://www.studiobergchen.com/

このお二人にご協力いただきました。

昨年末から当店でお取り扱いが始まったStudio Bergchenさん。
デジタル工作機を活用して主にランタンシェードなどを製作されています。

お取り扱いを始めた当初から小山さんから、
「電気自動車に3Dプリンタなどを搭載してポータブル工場を持ち運び、
出張先でオーダーイベントなどもできますよ!」
とお声掛けいただいており、
何か面白いイベントができたらな・・・と考えていました。

そんな折に、
Studio Bergchenさんからリーフ型の蓄光タグが発売され、
コレは
ガイドとともに落ち葉を拾いに行き、その落ち葉を蓄光タグにしたら面白いのでは・・・
と思いつき企画に至りました。

そこからフットワーク軽くいろいろとご対応いただいたお二人には感謝感謝です!


自然散策の場所は烏川渓谷緑地水辺エリア YAUから車で約15分の場所です。
https://karasugawa.com/

長野県が管理する公園で、
北アルプス山麓の樹林や渓流などの優れた自然を保全活用し、
人間の五感を使って自然体験からさまざまなふれあいや出会い発見ができる場所です。

実施にあたり、長野県への利用申請と落ち葉採取の許可を事前にいただきました。
(基本的には動植物採取は禁止されているエリアですのでご注意を。)

実施当日は気持ちの良い晴れ

実施2日前に約15cmの積雪があり、林内は雪。
冬の自然散策というタイトルにふさわしい環境でした。

ザクザクと音を立てながら進みます

基本的にはアカマツやヒノキといった針葉樹が多いエリアですが、
少し進むとカエデやシラカバ、ナラなどの広葉樹も多く生えています。

冬は葉が落ち、その葉が朽ちていく最中です。
朽ちた葉は土壌の栄養となり、また新たな命へと変わっていきます。
そのため葉は破れていたり、穴が開いていたりしますが、
今回はその”循環”を感じてもらうことが目的。
きっと今までの経験でもあんなに真剣に地面を見て、落ち葉をまじまじと見てということはないでしょう。

ガイドの安田さんのお話も加わり葉っぱ1枚1枚特徴があることに気づきます
枝付きもカワイイ…

葉が落ち明るい林内で、陽ざしが届く地面ではさまざまな生き物の営みが繰り広げられているのです。

参加者は地面に夢中

えっ!!もう1時間!?
とリアルに声が漏れるくらいあっという間の1時間の散策が終了。

YAUに戻り蓄光タグを製作する落ち葉を決めます。

これは形がカワイイ、でもコッチの葉っぱのこの穴も捨て難い…などと盛り上がります
1枚を選ぶのはなかなか難しい

葉っぱを決めたらStudio Bergchenさんと打合せです。

ここから最新技術の出番です

まずは画像で葉を読み込み、
サイズ感はそのままとするか、拡大/縮小するか、
穴は残すか埋めるか…など細かく相談していきます。

このふくらみを表現したい…など細かな要望もできるかぎり応えていきます

打合せが終わるとデータを3Dプリンタに送信し、いよいよ出力の開始です!

電気自動車に積載されたポータブル工場
大人も子供も興味津々で見学

出力は1枚あたり約20分。
待っている間にコーヒー屋さんでもある安田さんが、
Bright fieldのコーヒーを淹れてくださり、飲みながら待ちます。

香り最高

コーヒーを飲みながら、談笑しながら待つこと数十分!

完成!
形が忠実に再現されています

実際に自分の足と目で探し、拾ってきたものがこのように形になり、
朽ちることなく残り、そして日常の中で使えるものになるというのは、
完成したものはとても愛着が持てる特別なものとなります。

普段の生活の中で、この蓄光タグを目にしたり触れた際に、
今回の自然散策の際に、森の中で聞いた話・見た景色・嗅いだ匂い・感じたことなどを思い出すきっかけのツールになることを願っています。
そこに、自然のものを形に残し持ち帰っていただいた意味があります。

YAUは遊んで学べる森の中のアウトドア用品店として、
キャンプや登山の”道具”だけでなく、フィールドである”自然”にも関心を持っていただけるよう、自然と街・人を繋ぐ場所を目指して活動しています。

今回のワークショップはそんな想いがつまったプログラムとなりました!

参加者の皆さんに喜んでいただけて嬉しかったです

終了後は、我々の行きつけ「須砂渡食堂」で安田さん・小山さん・大里・齋藤で打ち上げ&反省会。
次回はもっとああしよう、こうしようと話は尽きず、
次回日程も決めました笑
(※近日詳細公開します!)

全員30代前半の同年代で、同年代のメンバーでこのような想いの詰まったプログラムを実施できたことが非常に嬉しかったですし、
安田さん・小山さんのプロフェッショナルぶりに非常に刺激を受けました。

YAUだからこそできることを作っていくために、
これからさまざまな分野でもっと勉強と行動を重ねていかねばと感じた1日でした。

ご参加いただいた皆様、そして安田さん・小山さん、本当にありがとうございました!!

齋藤

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