【副業で同人活動】知り合いの新刊、欲しくないけど買うべき?【お悩み解決】

「となりのサークルの本買ったほうがいいのかな?」
「相互フォロワーの本、いつも買ってるけど今回は性癖違いそうだなぁ…」
「新刊交換しましょうって言われたけど、自分の本より相手の本の方が安い…モヤる」

同人イベントに数回サークル参加をしたことがある人ならば、誰でもこんな経験があるのではないでしょうか。

今回はこんな「友人/知り合いの本を買うべきかどうか」に関してのモヤモヤを解決していきたいと思います。




・「欲しいなら買う」が基本。だけど…

「人としては好きだけど、あの人の本べつに欲しくないなぁ…」

わかる。わかります。

何年も同人活動を継続していると、対人関係ができていき良き友人になる相手もできてくるでしょう。
けれど、そういう友人の本が必ずしも「欲しい本」ではない場合。
悩ましいですよね。

欲しい本は買う、欲しくなければ買わない、本の買った買わないで決別してしまう対人関係ならばそもそも友人という間柄ではなかったのでは?

これは正論です。

けれどもこれは「友人」の深度レベルにもよりますし、相手の性格の問題もあります。

私YAYAも友人の出した本をいつも全てお金を出し買っているわけではありません。
けれども、可能な限りお財布を開いています。

要は、信頼関係の問題なのです。

これは私YAYAの例ですが、同人活動をするうちにここ数年で出会い、相手の本名も職場名もわからないな…くらいのレベルの相手の本は、欲しくなくても全て購入しています。

反対に本を買わない/買ってない友人は、10年以上の友人で双方の親のことも知っており、同人以外でも交流があり、ケンカや仲違いも1回2回はしたことのある…いわば親友クラスの深度の間柄の相手です。

「私の本いる?」「いらんわ!笑」くらいの軽口が言える間柄なのであれば、無理に買う必要はありませんね。これは本のやりとり、もしくは同人活動自体がなくなったとしても壊れない、確固たる人間関係が完成しているからだと考えます。

もちろん上記で書いたような長い付き合いの親友のような相手でも、相手の性格によっては「本を買ってあげる」という行為が正解なこともあります。

「副業」として円滑に同人活動していきたいのであれば、可能な限り友人〜知り合いの本は購入し、いい顔をしておいた方が無難だと考えています。

職場の営業マンだと思えばわかりやすいでしょうか。
行きたくない会合でも営業マンは取引先から誘われたなら足を運びますよね。
それは今後の会社同士の関係を良好に円滑にするためです。

たかが同人誌1冊買うかどうかでも、趣味での同人活動、副業としての同人活動、どちらかでとるべき行動はガラリと変わってくるのです。

「自分の本が義理で買われても嬉しくないよ!」
「たとえ自分の新刊が買われなかったとしても相手のことを悪く思ったりなんてしないよ、子供かよ」

そう思った方に、私YAYAの苦い経験をひとつ書かせてください。

数年前にとあるカップリング(同CPは数サークルのみ)で活動をしていたことがあります。
イベント会場にて、顔見知りのサークルさんが買い物をしていたのですが、見事に私YAYAのスペースだけをとばして買い物をしていきました。

他のサークルさんの本は全て購入されていたと思います。(参加サークル数が少なかったので買い物している人の姿もよく見えてしまったのです)

その方との関係性は悪くなかったと思いますし、そこまで奇抜な性癖の本でもなかったと思いますし、同人誌価格も高いものを出してるわけではなかったのです。

「え、なんで?」と思ってしまいまいました。

この経験があるまでは「買いたい本を買うのが同人活動!副業であればなおさら出費には気をつけて他人の本はあまり買わないようにしよう!」と思っていたのです。

そして上でも書いたとおり「本が買われなかったくらいで相手のことを悪く思ったりしない」とも思っていました。その時までは。

確かに相手に対して悪意の感情までは湧きませんでしたが、とても、とてもとても悲しい気持ちになってしまったことは事実です。

それからそのサークルさんの本は買ったり買わなかったりこちらもしましたが、やはり相手のことを思い出すたびに、「この人は私のスペース前だけスキップしていった…」このトラウマが出てきます。

この経験から、人によっては「買われなかった」ことを更にネガティブに悩み、相手サークルのことを嫌ってしまう人もいるのでは?というひとつの可能性に辿り着きました。

自分に向けての悪意、それを防ぐという意味でも、できれば友人〜知り合いのサークルの本は買っておく、そんな手法をとるのが最善と考えています。

数百円で人間関係が円滑になるなら、払わない手はないです。

そして、買ったあとにすぐに中古屋に出してもそれが相手にバレるわけではありません。そのあたりは賢く行動をしていきましょう。


・買ったふりは諸刃の剣


私YAYAも虎の●で通販はよく活用しますし、自分も委託をお願いしています。昨今では某ウイルスの影響もあり以前より利用する人も増えたのではないでしょうか。

よくサークル同士で「虎で買ったので!届いて読むのを楽しみにしていますね!」という会話をイベント会場で耳にすることがあります。

これは私YAYAも過去たまに使っていた手口なのですが…

「予約したので!虎から届くの楽しみです!(目の前にあるあなたの本、通販で買ったよと言っておけば買わなくてすむ!通販でも買う気はありません!)

こんな感じの嘘なこともあります…。

ポピュラーな会話ですし、本当に通販サイトで予約をしている場合もあるので、全員が全員嘘をついているわけではない、ということを念頭にここからの文章は読んでください。

このセリフはイベント会場での「本を今、目の前で買わないための言い逃れのセリフ」として重宝されています。

だけど、その買ったという嘘…恐ろしいことに、バレることがあります。

え!怖い!なんでバレるの!?

と思った人、わりといるのではないでしょうか。

これは嘘を言った側の人間が虎の●のシステムをよく理解していないことで起こる惨事です。

バレる理由は主に3つ。

①買ったと言われたが、1冊も在庫に動きがない。
(本の在庫数はサークル側が見れる管理サイトで1日1回更新されるが、イベントが終わっても1冊も在庫が動かない。等)

②予約したよと言われたが、まだ予約開始していない。
(そもそも予約ページがまだない。等)

③買ったと言われたがその本はずっと品切れ状態で追納してない。すなわち買うことなど不可能。
(いつ買ったの?と聞いたら数日前!と言われた。だがここ数ヶ月品切れてて納品もしてない。おかしい。等)

この3つです。


私YAYAは、嘘を相手についたこともありますし、嘘をつかれたこともあります。

本べつに欲しくない、お金を使いたくない、という理由ももちろんあるのですが、その場の雰囲気を悪くしたくないから…という理由で口にしているセリフでもあります。

「それならばもう、相手の言うこと何も信用できないじゃん!」
平たく言ってしまえば、そうなんです。

結局、ぺろっとしゃべっている言葉の真意など、第三者には誰にもわからないものなのです。

上にも書いた通り、全員が全員この言葉で嘘をつくわけではありません。
本当に通販で購入してくれてる人もいるので、そこはネガティブになりすぎないようにしてください。

ただ、目の前で本を買ってくれた、という事象だけは真実として残ります。

なるべく「通販で買いました」と言うよりも「これください(目の前で購入)」の方が、相手の心象が良い場合があることを、心に留めておいてください。



・サークル規模によって違う「買われたかどうか」の意識


上記の『「欲しいなら買う」が基本。だけど…』でも記載しましたが、状況によってはサークル側が自分の本を誰が買ったか買ってないかわからない場合があります。

自分がイベントで200冊以上配布するような立場におり、サークルには列ができ、売り子いて自分が常にサークルスペースには居ない…等、ある程度の規模のあるサークルの場合です。

この状況になると、もう誰が自分の本を買っていて誰が買ってないかほぼわかりません。
また、活動ジャンル/カプリングに人が多くサークル主の顔が認知されてない場合もこれにあたると考えます。

そして、ある程度の大部数を捌いている立場になると心に余裕もできるので「知り合いのひとりふたり自分の本買ってなくてもそれがなんだよ、どうでもいい。」という強気で居られるのも事実です。

このことから、知り合いがある程度大きな部数を捌くサークルの場合は、そこの本を買っていなくてもなにも思われない可能性が高いです。

けれども、盲点としては「相手が自分のことをある程度特別視していて、あの人買ってくれただろうか…」と思われていた場合です。

懇意にしてくれているということなので、喜ばしい面も大きいですが、逆に自分が買ってなかった場合は相手はそれなりのショックを受けることが考えられます。

人の気持ちは第三者にはわかり難いものです。
やはり、可能な限りはイベント会場で顔を合わせているのであれば「相手の本はお愛想でも買っておく」が最善かもしれません。


・新刊の交換、あり?なし?


ジャンルによっては、新刊の交換を隣接サークルと行う場合もあるようです。

昨今ではあまり見かけなくなった文化に感じますが、ジャンル/カップリングによっては現役で存在しますし、男性向けジャンルでは大概の場合行われる行為らしいです。
名刺交換のようなものでしょうか。

「相手の新刊は400円なのに、私の本はどれも500円かそれ以上の価格だなぁ、交換と言われてもなんかモヤモヤする…」

交換となると、こういう気持ちになることもあるかと思います。

そもそも交換を願い出られてその本が欲しい本とも限りませんね。

趣味の同人活動であれば、これも「交換はお気遣いなく、あとで買いに伺いますね(買いに行かない)」というスルー方式でも良いと思いますが、副業としてつつがなく活動をしていきたいならば、交換に応じておくのもひとつのビジネススキルです。

これも理由は同じで、数百円で他者からの悪意を封じられるならば安いものです。
「名刺交換」には応じましょう。

イベント会場で「ここは会社、ここは取引先」と思っていれば自ずと全ての答えは出てくるのかもしれません。

また、確定申告をしている人ならば購入した他者の同人誌代金を経費として計上できる場合もあります。
そのあたりも賢く行動していきましょう。


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いかがだったでしょうか。


「なんだよ結局は欲しくなくても知り合いの本は全部買えってこと?」
「そんなに手持ちのお金ないよ!こっちにも同人誌を買う予算てものがあるんだ!」

そういう声も聞こえてきそうです。

そんな方に、以下有料になってしまいますが「同ジャンル/カップリングの本を買わずにやりすごす2つの裏技」を提案いたします。

興味があれば読んでみてください。


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