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父が死んだ話②月曜日

3月13日日曜日に父が他界しました。次に備えての備忘録です。
故人の事は大好きだし、悪気もないので言葉が不適切になっても勘弁願いたい。

14日月曜日の朝。朝から葬儀屋さんがドライアイスを替えに来る。その時にお通夜の寿司と盛り皿の注文。告別式の朝のお別れ膳の注文をする。火葬場での料理は人数がFIXするまで保留。

14時には葬儀屋さんの部屋に父を運ぶというので、自宅で過ごすのは残り5時間。僕は父の教えを守り仕事。『死んだ後には何も残らないから必死に仕事するんだよ』って。祖母の時も父は通常営業だったね。

午前中に、酒造組合・卸の組合・小売組合・取引先に父の訃報を連絡。通夜の時間と告別式の確認をして、案内文を作成。このテンプレートが葬儀屋であればいいよね。自分で調べて作って一斉送信だ。


父訃報

そんなこんなで、15時には葬儀屋さんが来て、ストレッチャーで自宅から葬儀屋さんへ。葬儀屋さんでは【納棺の儀】が行われるそうですが、僕はWebMeetingがあったので不参加。母と姉家族、横浜からかけつけた伯母・叔母、妻が参加。

【納棺の儀】
三途の川を渡るための旅支度をして、納棺したそうです。なるほど。

お通夜の前の日だというのに、やっぱり父に焼香する人が来る。
お通夜は明日だって言ってるのにみんなくる。誰かしら傍に付き添う。

そこで、元社員の女の子や事務員さんに通夜と告別式の受付をお願いし、それまでに来た香典の記帳。奄美の葬儀は受付で記帳をしない風習らしいが、次回は受付に記帳をお願いする。それだけでも遺族の負担が減るわ。マジ大変。通夜と告別式以外で来た方は仕方ないから後で記帳しますが、用意しておけば来た時点で書いてもらえるから用意しておくとイイ。

後は遺族の中でも考え方が違うから、妥協も必要だし、やってあげたい人はなんでもやってあげたいからそれでいいね。僕は何でもいいタイプ

そして、翌朝に載せる新聞の情報を添削
喪主:母、長女夫婦、長男夫婦、祖母・伯母・伯父夫妻・伯父・叔母、孫4人。親族代表で義父2人と従兄、友人代表で生コン廣かっちゃん、同級生頼勝さん、設計健次郎さん、紬の辰雄さん。弥生焼酎・川崎商店・松井自動車を記載して校了。漢字の間違えと年齢の順序が重要なので要注意です。僕は従兄の漢字間違えた。

ここに載せる人が、香典返しの文章にも印刷されます。香典返しは弥生のお酒を入れるのですが、葬儀屋さんでコーヒーもお願いする。900円くらいかな?お酒も合わせるとお一人様1500円って感じですね。準備は300セットでしたが、通夜には無くなり追加で告別式に100セット使用。

そんな添削やら通夜と告別式の段取りと火葬場に行くメンバーを決めて、お弁当の注文。

告別式にお寺さんを呼ぶかどうかも最終確認。
お経を読んでもらうだけ(お布施3万円)

3日7日法要(みきゃなんか)
火葬場で焼いてる時間の会食が、この法要。奄美では「みきゃなんか」って言うらしい。

そんな段取りをして、その場でお弁当買ってきて食べて母と姉夫婦、手伝いのみんなは解散。夜は僕と長男が葬儀屋さんに泊まって父の傍で寝る。

ちょっとしたイベントだ。葬儀屋さんにデフォで5組の布団があり、それ以上は追加料金。お風呂も葬儀屋にあるので鍵を閉めて使えるらしい

ちなみにうちのマンションが葬儀屋の隣なので、僕と長男は自宅で風呂入って着替えて葬儀屋に戻る。楽チン。

次男はそんなイベントを楽しむタイプではないので家で寝ます。

久しぶりに長男と二人で話しながら寝る。僕は酒を飲みながらだから泥酔。翌日も仕事する。

喪になんか服さない

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