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父が死んだ話①日曜日

3月13日日曜日に父が他界しました。次に備えての備忘録です。
故人の事は大好きだし、悪気もないので言葉が不適切になっても勘弁願いたい。

血圧が低下して持たないと日曜の朝から電話があり姉弟家族で集合。母は東京で仕事中。病院のベッドで見送った。ベッドの片付けが終わるまで待つ。
その間20分くらいかな、葬儀屋を決めて、遺体を回収してもらう為に連絡を強制される。そりゃそうだ。ベッドを空けなくてはならないからね。
病院着から浴衣に着替え。浴衣は病院で購入(あらかじめ用意してたものは姉が綺麗なのが良いと購入でした)お金の支払いなどは後日なので手間は無し。看護師さんが新しいの着せますか?って聞いてくれる。

葬儀屋は関係性で使いたい所もあるけど、自宅に近い所と決めていた。
電話すると回収の準備が出来たら再度電話するように言われる。
綺麗になった病室と父とお別れ。医師から死亡診断書の説明。
葬儀屋さんが来たら、すぐにストレッチャーで霊安室へ
線香をあげたら直ぐに車で葬儀屋に移動(母が出張で会えなかったので自宅に移動する)

自宅では、敷布団を用意。体液が出ないように防水シートっぽいのを敷布団に引いてその上に遺体を置く。体中にドライアイス。部屋は冷房で20度くらいに(結構寒い)火曜日が友引だったので月曜通夜にできず。

火曜日:通夜(17時~20時)
水曜日:告別式(11時~12時半)

日曜日は部屋で過ごす
・葬儀の打ち合わせなど、葬儀屋さんから説明
・死者の為にだけ、1合だけ、ご飯を炊いて父のお茶碗に全部盛り、箸を立てて供える(僕らの食事もあるからとまとめて3合炊いたのは笑い話)
・葬儀の部屋。小さくても良かったが花が多くなることを考えて大きい部屋を選択
・祭壇は質素で白ベースの清潔感のあるもの(派手なのもたくさんある)
・棺桶を選択(体が大きい人用の幅が広いものからシンプルなもの)
・骨壺を選択(グリーンのシンプルなもの大理石など高級なものもある)
・通夜告別式火葬場での食事の選択(通夜の朝までに決める)
・通夜:参列者には出さないが、親族と受付の人に寿司7千と揚げ物盛り合わせ5千を2個ずつ。高くてまずい。足りないと思ってまんてん寿司で4人前8千円追加。めっちゃよかった。最初からまんてん寿司を1万円分くらいでOK揚げ物要らない。
・お別れ膳:通夜で泊った人用の食事だが最低5人前。母と伯母叔母と姉の4人前と父の霊前でお願い。家も近いので不要。準備して8時に行くから負担が多い。お別れって言われるから用意したがマジ要らない。
・告別式:受付を社員と息子にお願い。社員には会社で寿司を用意しておく。みやこ鮨に配達をお願いしておく。葬儀屋は通さず。
・火葬場:奄美市のマンボウで15人まで。その分のお弁当を用意。大人2500円、子供1500円だが子供弁当の方が美味しそう。うちの息子達が食欲無いからと子供弁当にして正解。伯母たちも食欲無いから高い弁当要らないとみんな残す。形だけだから仕方ないけど割高だし誰も食べないよね。だからと言って出さないわけには行かないので、用意して持って帰ってもらう感じ。

戒名(院)について(重要)
この時点で何の説明もなかったので、ぼーっとお通夜を終わらせたら、告別式の朝に「法名」とついた位牌が置いてある。
葬儀屋さんに、あれ?戒名とかってどうするの?って聞いたら、事前に「院」をつける話が無かったので普通に法名を書いていただいてます。
参列者の方には、院もつけないのか?って思われたかもしれないが、そういう事って知らなきゃいかんよね。スミマセン。ってわけで、いまになってお寺に院をお願いしています。生前に準備しておく人もいるらしいよ。
僕は要らない。父は尊敬すべき人だったから立派な名前で送り出したいだけ。

夕方、葬儀屋さんから女性が二人送り込まれ、浴衣の上に白装束を着せ、四肢から体液が漏れ出ないようにガッチガチに包帯的な何かで固めたり鼻栓したりと処置をしてくれた。1時間くらいこっちには入らないで下さいと弦の恩返し的に観ちゃいけない仕事だったのだろう。綺麗になった父だが両手足は入院中の浮腫で辛かったろうと胸が痛くなる。

通夜でも告別式でも無くても、ぞくぞくと。。。
・親族や近い方が続々と香典を持って現れるからお茶位備えておく。
午前中に亡くなって、準備やら手続きやらであわただしくしていて食事は15時。それから長男に実家を任せて家の事をやってたら、どんどん知人がくるんだよね。大変大変。遺族に休む暇なし。

長くなったので、次に続く。

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