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教えすぎは、相手の自発性を低下させる!?

こんにちは、吉川です。

昨日、友人と食事をしたときに「教え方によって相手の自発性が高まるか低くなるかが変わる」という話になりました。

友人は看護師で、看護学生さんや新人看護師さんの指導係をしていました。
指導係になりたての時、良かれと思って色々教えていたら、いつのまにか相手があまり考えずに指示待ちの状態になった時があったそうです。

私も似た経験があり、友人の話が自分事のようでした。
以前、プロジェクトのリーダーを任された時のこと、メンバーに良かれと思って自分の知っていることを色々細かく教えていた時期がありました。すると、スタートダッシュは良かったのですが、後々自分で考える習慣が低下し、その結果、メンバーの仕事スタイルが受け身になり成果が出にくい状態になっていました。

教えたり、指導する目的のひとつは「自発性を促す」ことだと思います。
自分で考え、自分で選択して実行できるメンバーを育てて自走できる状態をつくる。
受け身を作ってしまった原因は、良かれと思って色々伝えたことによって「相手の考える」行動を妨げたことにありました。

その経験をしてから、「考えてみてー!」と自分で考えて行動に移すサポートをするようなスタイルに変えました。
すると、少しづつ自走するスタッフが増えて、仕事にも幅が出てきた印象があります。

どこまで「教える」のかは、まだまだ試行錯誤中で答えはでていませんが、「相手の考えることを妨げない、任せる」事が、相手の自発性に繋がると実感があります。

最近、「自分でやった方が早いし、自分の思う通りに動いてもらった方が成果がでる」と思っているリーダーに出会いましたが、自分だけが頑張ったり、1人で力を発揮していくには限界があると感じました。長期的にみると、内側(働いているスタッフのマインド)から崩れていく原因になったり、メンバーの力を引き出す関わりをした方が成果にも効果的だと思っています。

大きな成果を求めたり、長く結果を出し続けるには、自発性をもったメンバーの存在は大切になると考えます。自分でやった方が早かったり、自分の知識や技術が優れていたとしても、スタッフの自発性を考えて関わる事が大切になってくると学びました。

今日もお読み頂きありがとうございました!
吉川康弘(よっしー)

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