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コミュニケーションの本質は、「傾聴の「型」を整えてみようとする丁寧さ」(2019年1月31日(木))

私に圧倒的に足りないスキルが、相手の言動を、自分の価値観や信念をいったん横に置いて、まずは受け止める、傾聴の「型」です。

頭では「肯定ファースト」がものすごく大事だ(否定されてうれしい人はいない)とわかっているのです。いるのですが、自分の価値観や信念とあわない意見や態度を受けとると、どうしても「いや、そうじゃないと思う」と、まず口から出てしまう。

わかっているのに、できない。
特に、普段「関心を重ね合わせたいのに、それが受け入れられていない」と感じている人に対しては。

そのことがあまりに苦しく、「自分の価値観や信念なんて、消えてなくなればいいのに」と思うことも、多々ありました。

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さて、昨日の夜は、西條剛央先生の #エッセンシャルマネジメントスクール に参加していました。このスクールの大事なルールは「肯定ファースト」です。

西條先生は、昨日のこの場で、「自分で自分を肯定できないときは辛いはず。どんな人でも否定され続けていると、自己肯定感が下がる」ということ、

そして、「この原理は普遍的で、全員に当てはまることだから、まず肯定しましょう」「まず相手の意見を受け取って、それから自分の意見を足していく。それが建設的議論を成り立たせる方法」だということ、

さらに、「相手の意見を受け取ったというサイン(うなづきなど)を出さずに、否定的接続詞をつけて自分の意見を言うと、相手に「打ち返された」と思われる」ということをお話しくださいました。

あとは余談的に、西條先生のお話を「うん、うん」といつも元気よくきく知人に、ある日「僕の話、本当はきいてないでしょ?」ときいてみたら「うん」と元気よく返事をされたというエピソードも。

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これらのお話を伺い、一夜明け、振り返って思ったことは、「今の私に必要なのは、自分や相手の価値観や信念の否定ではなく、単に反応を抑制するための、肯定的な傾聴の「型」だったんじゃないか」ということです。

私も「うん、うん」と、まずはうなづく「型」をこなすことに専念し、相手の言動を観察していれば、相当「いい人風」になれるんじゃないか…そんな発見をしています。

(読んでくださった皆さま、目をとめてくださってありがとうございます。昨晩は、他にもたくさん素晴らしいお話を伺ったのですが、まずは自分に今すぐ必要で、すぐに着手できそうな改善策を。)

#エッセイ #好き #日記 #memento #エッセンシャルマネジメントスクール