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読書の本当の意味とは?読書嫌いだった僕が読書好きになった話

どうも~文章嫌いなライターです。

雨の日が続いて、そろそろスカッと晴れた空を眺めたいところです。

洗濯物も乾かないし困っちゃいますよね~

最近読書をしているのですが、よく読書をすると「頭がよくなる」「知識が広がる」と聞きませんか?

はじめてこれを聞いた時、読書嫌いの僕は正直よくわかりませんでした。

なんとなく思ったのは

・語彙力が増す

・知識が増える

・作者の考え方を学べる

こんな所でしょうか。

僕が、これについて思った反論はこうです。

「そもそも読む必要ある?動画や音声でいいじゃん」

これを聞いて読書好きの人は「それは違うぞ」って反発したくなるのわかりますが、僕はそもそも幼少期からずっと読書や文章にふれて来なかった人間なのでお察し下さい。

最初に言っておくと今回こうやってブログにしたのは、読書について反論するのがテーマではありません。読書をする大切さにある本を通して気づきがあったので、それを残すべく筆をとった次第です。

まず僕がどのくらい本や文章と接点がなかったというと、過去に読んだ本は数えるほどもないと思います。文章については学校の作文や論文も書いていたんでしょうけど、ほとんど記憶にありません。

人間の脳は、興味のない事についてはどんどん頭から消去していくんですよね~私の学生時代はほとんどが友達の事か先生に叱られた時の事です。

どっちかというと、絵や体育が好きな勉強しない少年でした。

と、話がすこしそれましたが僕はそんな生粋の読書、文章嫌いだったのです(笑)

そんな僕が最近読書をしはじめたのは、※文章力を鍛えるため。

※(文章力を鍛えようと思ったのは、今Webライターの仕事をしているからです。) 

とりあえず活字をみるのに慣れて、語彙力が今よりあがればいいぐらいの気持ちでした。

最初に読んだのは、ビジネス本や自己啓発の本。

なんとなく活字をすらすらと流し見してるような、典型的な間違った読書の仕方をずっとしていました。

読んだ本には大切な事や、ためになる事がたくさん書いてあったんでしょうが、僕の頭には全然残ってないです。

そして僕の悪い考え「読書よりYouTubeで聞いたほうがわかりやすいし、本よんだからって文章うまくならないな」

そうして結局、本3冊ぐらいで読書をするのをやめ、YouTubeで自己啓発や文章の書き方などを動画で見ていました。

そしてある動画で、一冊の本を紹介していました。

それが

「コンビニ人間」

タイトルだけでも結構インパクトありますよね。

有名な本なので、読んだ人も多いかと思います。

なんとなく本のタイトルと初心者におすすめというのにつられて、読んでみる事にしたのです。

休日に図書館によってコンビニ人間と、寄ったついでに文章の書き方の本を借りました。

帰宅して家事を一通りすまし、寝る2時間前ぐらいに読み始めました。

そして読み終わっての感想は

「めちゃくちゃ面白い!!!」

「え?終わり!!!このあとどうなったの???気になる!!」と思った作品は、生まれてはじめてです。結構僕のなかでは衝撃的でした。

長年、僕の「読書はつまらない」という先入観を払拭してくれた作品です。

夢中になりすぎて、寝るのを忘れ一気に完読していました。

そして僕はこの一冊でようやく読書の意味について、少しだけわかった気がします。

僕の読書に対する考え方は、先述したようにこうでした。

「読書より動画で見たり、聞いたほうがわかりやすい」

動画の映像は視覚と聴覚の情報です。

例えばバナナを食べる動画の映像を見るとしたら…バナナは黄色なのか?熟れているのか?食べた人はどんな顔しているのか…

映像をみれば、大体わかりますよね。

しかし読書は文章のみです。

これがどういうことかと言うと、読書は自分自身で想像を膨らませ、一語一句を理解しないと文章を読めません。

先程のバナナの映像を、文章にした場合。

「男はおもむろにバナナを一本手にとった。ところが一口食べる否や、男は顔をしかめた。よくみるとバナナはまだ熟れておらず、普段食べているバナナとは味も食感もまるっきり違っていたのだ。」(例文ヘタですいやせん…)

これを読んで

「男が食べたのは、まだ青いバナナだったのかな?」と映像をみなくてもイメージできたかと思います。

例文でわかるように文章を理解するには、頭で想像しながら読まないと理解する事ができないのです。

人って文章を読みながら、無意識に頭で想像して考えてるんですよね。

そしてこの想像も人によって、変わってきます。

人によっては白い部屋でバナナを食べている。人によっては太っている男性。座っている。立っている。年齢…

たった100文字程度の文章で、色んな想像を膨らませる事ができるんです。

また、読み終わって作者はどういう考えで書いたのか、本に登場していた主人公もどういう思考だったのかと、本は読んだあとも考えさせてくれます。

つまり読書においてもっとも重要な事は

【思考する事と想像する事】

だと思いました。

読書が趣味な人が「読書っていいよ」って言うのが今ならわかります。

また、先生がよく「読書すると頭がよくなる」って言ってたのもうなずけますね。

これがわかって、長年趣味として読書をやってきた人を純粋に尊敬できます。

思考力、想像力が僕なんかと比にならないでしょう。

本を読む人と読まない人では見える世界が違う

それからというもの、毎週図書館や本屋にいって本を漁ってます。

まさか自分が読書にハマるなんて、思ってもみませんでした(笑)

今は世界から猫が消えたならを読んでいます。

まだ途中ですが、これも面白い!

まぁそんなこんなで読書っていいぞ!って話です。

読書が苦手な人で今これ読んでる人は、コンビニ人間を読んで見て下さい。

そのほかにも、気になる本や僕みたいにタイトルや表紙だけで選ぶのもありだと思います。

読むと世界が広がる事が、あるかもしれませんね。

そのぐらい読書って深いと思います。

まだ梅雨もあけていませんし、休日家で過ごす事も多いかと思います。

雨の日にコーヒーでも飲みながら、ゆっくり読書でもしてみてはいかがでしょうか?

画像:いらすとや 

画像:pixabay


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