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ボール保持!前進!ゴール前の攻略


今月のボリスタ記事を読んだのと、最近いろんな記事を読んだり現場で見たりしたなかで、自分のなかで少し頭の中が整理されたので、共有を。

ボリスタが今号はビルドアップ特集だったのでビルドアップに関してまずは。

スペイン人指揮官デゼルビがやるビルドアップの形は相手を引き込むかつ、105×70mのサッカーのピッチをフルに使った構築はプロ選手であるキック力がベースとなった戦法です。これを高校年代で、中学年代で、やるのは筋力的にすこし難しい。ただ、このあるスペースを全部使おうぜ作戦は40×20mの僕が学んできたフットサルからのインスピレーションだと思います。というか多分スペイン人は「スペースをどう作り出すか・どこに人数を割くのか」というのを幼少期の頃から考え続け、そして叩き込まれてきたのだろうな、と。(これはシャビアロンソがどこに人数を割くのか話をしているということにも繋がります。というか、それです。)

で、引き込みの保持の仕方というか降りるサポートの名前ってサリーダ以外にも名前あるのかなあとか、SBが1列上がって出来たCBーSBのチャンネル間にボランチが落ちてくるのって、これはいわゆるボランチ?それともなんなんだ?というフットサルのグループ戦術の名前とのリンクは正直覚えてなくて、形では知ってるんだけど、なんていうんんだろうなーと思っていたのが、最近フットサル日本代表が使っているアルカという名前のものらしい。違ったらごめんなさい。ただ、クアトロの形から降りて相手を引き込むというのがおそらく共通認識。


で、引き込むデゼルビにせよ、グアルディオラにせよ、シャビアロンソにせよ、シャビエルナンデスにせよ、アルテタにせよ。(みんなスペイン人)

ピッチのなかに台形あるよね話が展開されてるわけです。で、台形の形成もそうだし、あとは結局M字型かW字型がボール保持前進のためには大事だよね〜って話はやっぱり実感はするわけですが、その事象を三角形が作りやすいだとか、あとは相手のライン間が〜とか色々切り取り方はあるわけです。そんで自分のなかで少し今シーズンはチームが3−2−5アタックを取り組んできたり、あとは2−3−2−3アタックか。それも見てきたなかで、あー、なるほどと思ったのがそのどれも切り取りかたとして正しいのですが「空白を作っておくこと」が自分のなかでしっくり来ましたってのが最近の話。ここから使う画像はポジション表記は無視してくださいね

3−2-2-3

3−2−2-3アタックの話でいうと、台形があなたにも見えてきました?これが大事なんだと。で、なぜ台形かっていうと、各選手の角度的な話。で、相手を押し込むときに陥りがちなのが、これ


3−2−5アタック

これと


3−2−2−3

この差は少し大きいのではと感じております。

いくつか注目するポイントはあるんですが、CFと両WGのポジションの選手の自由度が上がるんですよね。やれることの多さ。で、3−2−5ではなく、3−2−2−3のところからの瞬間的な3−2−5は相手を崩しやすいです。

つまり各選手で結んだこの画像が示すように、選手個々へのパスコース(その場)とそれぞれに与えられたスペースが担保されているのはどうなのか、またどこに選手がいますかって話で。これに例として4−4−2ブロックの相手選手を入れればわかりやすくなると思います。


3−2−5 vs 4−4−2


3−2−2−3 vs 4−4−2

守備側の基準にも拠ることはあるとして、ただどちらのほうが相手は選手とスペースを管理しやすいですかということです。ボールが大外にあるとき。ボールが最終ラインにあるとき。ボランチの位置選手が持っている時。選択肢とバリエーションはどうですか問題。

で、これはビルドアップ問題と最終アタック問題でも共通していえることは確かにあると感じているのです。。。


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