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本番に強い人は不安との向き合い方が違うって話。

ドラゴン桜は自分が中学生の頃に出会って、全巻買ってもらっちゃったくらい結構好きな漫画。

市立浦和高校に受かるために受験勉強を人生で1番よくやった自負があるんだけれども、勉強に行き詰まったときによくこの漫画を見てたっけ。

で、今回の話は「本番に強い人は不安との向き合い方が違うって話」を自身のエピソードと絡めて実際にどうだったかなと振り返ってみようと思います。

自身のエピソード

緊張するとお腹が痛くなったあの頃

自分は小学生の頃から勝負どころの前にはお腹を痛めることが多かった。とくにそれが顕著になったのは高校受験を意識して塾に通い始めた中学3年の頃から。

「受験」だとか「最後の試合」だとか何かにつけて勝負がかかってくるとそれはもうプレッシャーになっていたのだ。

勝たなければ次に繋がらない、ミスが出来ない

勝負事の前にはそんなマインドであったために、勝負が始まる前はそんな緊張感に襲われ、お腹を痛めていた。

ただ、一旦その勝負が始まってしまえば緊張は解けて、パフォーマンスはほぼ発揮できる。自分にとって1番厳しいのは勝負の前の時間なのである。

「緊張するのは一生懸命準備してきた証拠。」「原始人の頃は勝負の前には心拍数を上げてマンモスと戦ってた、だから緊張するのはそういうもんなんだ」

自分が今まで出会ってきた言葉を繰り返し頭の中で繰り返す。ただ、お腹は痛いそんな感じだった。

だけど勝負中は悪くない

だけど勝負中は前述したが、成績としては悪くない。
自分のなかで割り切ってしまうのだ。これがダメでも仕方ないだとかそういうマインドに持っていくのだ。

つまり、ドラゴン桜でも言っているような「絶対に負けられない!!」っていうマインドは勝負中は綺麗さっぱり忘れるのである。

だからある程度、実際の試験や試合では自分の持っている力を発揮できていたのかもしれない。

つまり、ここでいうマインドの持っていき方としては悪くないのだ、50%決めれれば上々。といったように全てパーフェクトは無理という前提から入っていくのである。

実際のサッカーの指導現場にて

実際のサッカーの指導現場においてはどうだろか。

今シーズンの結果を振り返っていくと後期リーグは後期開幕の武南戦を勝利しただけで、結局苦しい後半戦となってしまった。

先制するものの逆転されたり、自分たちのペースに後半から持っていける試合だったけど結局エンジンがかかるのが遅かった。

そういう試合が多かったように思う。正味、9月の時点で残り3ポイントとればほぼ残留が決まっていた勝点差ではあったが、最終的に選手権後の最終節まで残留争い、かつ、他力による残留となったのはこのマインドの在り方がよくなかったのかもしれないなと今振り返ると思う。

①逆転されてしまうパターン、においては同点にされたことによりプレーが臆病になり、ミスが連発して流れをそのまま持って行かれてしまう

②後半から巻き返すパターン、においては逆にメンタルが吹っ切れてやるしかないという状況になり巻き返すものの、時間が足りない

結局はわかりやすくやるしかないっしょ状況を自分たちで最初から持っていけるかどうかなのかもしれない。

前期4連敗から3連勝したときも、武蔵越生、昌平Ⅱ、浦和学院と私立に巻き返していくことができた。これは4連敗したことによるやるしかないっしょメンタルだったのかもしれない。

後期開幕戦の武南高校戦では、それまでに新人戦や前期リーグを通してボッコボコにされていたので、これも自分たちがやるしかないっしょメンタルだったのだろう。

そして選手権での西武台戦での勝利、武南との準々決勝での好ゲーム。こちらに関しても相手が格上と認識したなかで自分たちでやるしかないというメンタルだったのだろう。

つまりここに集約されるのは不安との向き合い方のなかで、「自分たちでやるしかない」と最初から持って行けるかどうか、それこそが鍵といえるのではないだろうか。

心技体とはよくいったもので、心が最初にくるのはそれだけ結局マインドが結果に与える影響が大きいからなのだろう。

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