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起業から12年 組織不適合者が組織づくりに挑んでます

2024年3月14日。カイラボの設立から12年目を迎えました。
コロナ禍で一時売上が落ちた時期もありましたが、直近は3年連続で最高売上を更新。順調と言えば順調です。

一方で、最近は焦りと恐怖も感じています。

このままで良いのか?もっとスピード感を上げないといけないのではないか?という焦り。

今の状態に安住してしまい、色々と理由をつけてチャレンジをしなくなってしまうことへの恐怖。

この2つが混在しているというのが正直なところです。
でも、これって今になって言ってることではなくて、ここ数年は同じようなこと言ってました。この3年間の3月14日に投稿した記事はこんな感じです。

2023年:諦める力がついた起業11年目。そこそこリア充してるけど、そんな状態が猛烈に怖い。

2022年:起業して10年 一番身に付いたのは「なんとかする力」

2021年:起業して9年 最も激動だったこの1年間を振り返る

一人会社からの脱却を狙った2023年~2024年

この1年は組織づくりに腐心してきました。
まだまだ組織づくりがしっかりできているかと言えば、全然できていないのですがそれでも近づけた感覚はあります。

起業からずっとほぼ1人でやってきました。途中、業務委託で少しお仕事をお願いすることがあっても、私の仕事の切り出し方のお願いの仕方がうまくいかずに継続的に一緒に仕事をすることはできないことも何度かありました。

一人会社の方が気楽でいいやと思った時期もあります。
そんなとき、私が尊敬する経営者の方から「井上さんのやっていることは素晴らしいと思う。価値のあることです。でも、もし井上さんが倒れたら、お客さんにその価値を提供できますか?」と言われ、ハッとしました。

社会に価値提供するなら組織をつくらないとダメだ。そう思って、組織づくりを少しずつはじめてきました。

はじめてのカイラボの経営合宿 in逗子

業務委託という形ですが、今は継続的に仕事をお願いしているメンバーがいます。副業だったり時短だったり。住んでる場所も、網走、岡山、長崎などなど多彩です。

2023年の年末には、そんなメンバーで合宿をしました。カイラボはじめての合宿です。

2023年 年末合宿の様子 おしゃれな古民家での語り合い

逗子の古民家を借りて、お互いのこれまでの人生を振り返るとともに、カイラボの未来を一緒に考えました。

夜はもちろん飲み会。私は体調が悪く、他のメンバーもお酒に弱かったり、疲れていたりで一次会で解散したのですが、合宿のために地方から出てきてくれたメンバーの中には二次会まで楽しみにしていた人もいて、いまだに「なんで二次会なかったんですか?都会の人は二次会やらないのかと思いましたよ」と言われます(笑)。

でも、そんなことを言ってくれるメンバーができたことが、私はめちゃくちゃうれしいです。

2023年 年末合宿の様子 二日目は藤沢駅前の会議室でまじめな議論

二日目は前日の議論の内容をもとに、具体的なタスクにまで落とし込みました。
ここで決まったことを、今まさに取り組んでいます。
自分でタスクを決めるのではなく、みんなとの議論の中で生まれたタスクを自分で実行していく。起業してからはずっと忘れていた感覚です。ふたたびこの感覚を味わえていることも私には感慨深いです。

何者にもなれなくていい。自分で自分に誇れる何かを残したい

昨年の記事にも書きましたが、今の状態に安住してしまうことが猛烈に怖いです。だって、まだ何一つ成し遂げてないんです。

誰かにほめられたいとか、誰かに「井上さんはこんなすごい人」と認識してもらいたいという気持ちは、もうほとんどありません(ちょっとはあるけど)。それ以上に、このまま何も成さずに死んでいくのは嫌だなという気持ちが最近は強いです。

誰かに認められたいというよりも、自分で自分に誇れる何かが欲しいんだと思います。そして、自分で自分に誇れる何かを残したいです。それは、モノかもしれない、言葉かもしれない、人かもしれない。わらかないけど、何かを残したい。そのためにはきっと、自分一人の力では無理で、組織の力が必要です。

本気の組織づくりはキツイけどおもしろ

組織をつくるために、人の募集もスタートしています。
主にインターンシップの募集ですがWantedlyへの掲載もしています

想定通りに進まないこともたくさんあるけど、本気の組織づくりはおもしろいです。

私自身、小さいころから協調性がなくて、組織やコミュニティに属すのは向いてないなと何度も感じていました。だからこそ、カイラボは普通の組織には向いていない人も活躍できる組織にしたいです。
組織に向いていない人間だからつくれる良い組織が、きっとある気がします。



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