やる気のない社員の行動を変えるための考え方
ぶら下がり社員という言葉があります。
主体性がなく、会社という看板にぶら下がっているだけの社員です。
会社としてはぶら下がり社員ばかりになったら困るので、様々な施策を打ってモチベーションアップを図るわけですが、うまくいかないこともあります。
やる気のない社員の行動を変えるために、みなさんはどんな方法が思いつきますか?
・モチベーションを上げる?
・給料を上げる?
・成果報酬にする?
・罰則規定をつくる?
・心理学安全性を上げる?
様々な考え方があると思います。
やる気のみられない社員の行動を変えるためのコツは、気持ちを変える前に行動を変えることです。
言い換えれば、モチベーションを上げてから行動を変えるのではなく、行動が変わることでモチベーションを変えるわけです。
そうなると、最初の行動をどうやって起こしてもらうのか?が問題です。
ルールとして行動を決める、まずはやってみようと声をかけるなどがありますが、もう一つ「仕組みをつくる」ことも可能です。
例えば、仕事の机の上が散らかっていて何がどこにあるのかわからない状態であれば、
・文房具の形にくりぬいた置き場所をつくってその場所にしか文房具を置けなくする
・書類を縦置きするファイルを大量に用意する
・机の上のPC1台分の大きさにして他の物を置けなくする
などの方法が考えられます。
ルールで「毎週月曜日は5分間デスクの整理整頓」と決めるのも良いですが、忙しいときや不在の時があればやらない可能性があります。
なによりも、やらされ感が続いてしまい、職場への不信感につながる可能性もあります。
まずは行動を変えてみる。
そして、行動を変えるための仕組みをつくってみる。
簡単なことではないですが、少しずつ広めていきたい考え方です。
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