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理想の悪役の条件5選

物語に色を添える魅力的な悪役。皆さんにも記憶に残る「悪役」の一人や二人いるのではないでしょうか。

魅力的な悪役が居るかいないかで物語のけん引力が段違いです。

味方キャラと違い、ある種振り切ったキャラ付けができるので、ユニークなキャラクターが生まれやすいという背景もあるのでしょう。

登場するたびに何をしでかすかとワクワクするような悪役は本当に宝物ですね。

しかし、凡俗な悪役は物語の骨子を削いでしまいます。良い悪役とは何でしょうか。

そこで、今日は理想の悪役について考えてみたいと思います。

理想の悪役の条件5選

1.強い

やっぱり圧倒的な強さでしょう。ドラゴンボールのフリーザ様は当初、圧倒的な実力で読者を絶望に叩き落しました。進撃の巨人で超大型巨人が壁をぶちやぶって来た時の絶望感はどうでしょう。

悪役は、立ちはだかる圧倒的な障壁となってこそ存在感を放つのです。

2.カリスマ性がある

強いけれど求心力に欠ける悪役はいかがなものかと思います。やっぱり部下をまとめ上げたり、読者のリスペクトを煽るような圧倒的カリスマ性が欲しいところですね。

ジョジョの奇妙な冒険のディオ様は圧倒的なカリスマを持っています。あとは、(異論はありますが)Fateシリーズに登場するギルガメッシュ王や、るろうに剣心の志々雄真実もカリスマ性がありますよね。

敵なのに、ついていきたい! と思ってしまうような魅力が悪役には必要だと思います。

3.クレバー

敵がおバカさんだと、物語自体が陳腐に見えますよね。悪役ならではの権謀詐術や、頭のキレを駆使して戦って欲しいものです。

デスノートの夜神月(あるいはL)や、コードギアスのルルーシュ、ハンニバルのレクター博士、脳男の鈴木一郎など、頭脳に秀でた悪役は念頭を去りません。

正義陣営は(読者を裏切るので)奇をてらった策に出づらいですから、クレバーな奇策が求められるのかもしれません。

4.魅力的な外見

イケメン美女である必要はありませんが、悪の頂点を極めるからには人目を引く外見であるに越したことはありません。

例えば先に出したるろうに剣心の志々雄真実は、包帯でグルグル巻きにも関わらず魅力的です。機動戦士ガンダムのシャア・アズナブルや、名探偵コナンのジン、ファイナルファンタジー7のセフィロス、サイコパスの槙島聖護も印象的な外見ですよね。

外見が魅力的であるからこそ、行動のえげつなさが際立ち、どこか魅了されてしまうアンビバレンツな力を持つのでしょう。

5.思想がある

悪をなすからには軽薄な理由ではなく、やはりそのキャラクターの人生からにじみ出るような思想が欲しいものです。

呪術廻戦の夏油傑や、幽遊白書の仙水忍、ダイの大冒険の大魔王バーンなど、望む世界のために活動する悪役には凄みを感じます。

思想があると、人によっては悪役の気持ちが理解できるという場合もあります。これによって、読者に葛藤を生み出し印象的な作品へと昇華することができるのです。

最後に

以上、魅力的な悪役の条件5選でした。

普段物語を楽しむ時に悪役について思いを馳せることはそう無いかもしれませんが、意外と重要な役割を果たすのが悪役です。

時には理想の悪役について考えてみると、これから物語作品を楽しむうえでプラスになるかもしれません。


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