サンタクロースになった話

「仕事が忙しい」という人は出世しないらしいが仕事が忙しい。

物事は連鎖するので「ここでがんばったら結果がでる」というところで無理してがんばると、無理した分、想定以上の結果が出てしまい、その結果、想定以上に忙しくなる、ということがわかった。

つまるところ、定時に帰れる平和な毎日を生きていきたかったら無理してがんばるようなことはしていけない、ということだ。

でも、想定通りだと簡単すぎて、すぐサボってしまい、サボってるよう見えて、みんなに「サボってる」と言われるので、じゃあ、本気でやるかってなると、だんだんよくない方向に進んで行く。

なんか言われたら「うるせえ、黙れ、俺はお前より効率よく仕事をして結果を残している」
そういうセリフをキメられるような仕事をしないといけない。
でなければ出世はない。
正攻法で成功しているうちは仕事は忙しくなるばかりだからだ。

サンタクロースになった日

わたしの夢のひとつに「サンタクロースのバイトをしてケーキを売る」というものがあった。
派遣バイトやってたときに「そういうバイトないですか? やらせてください」と散々いったが、回ってこなかった。

そうこうしているうちにおっさんになってしまったので、もうそういうバイトをすることは難しいだろう。(もし、あったら紹介してください)

でも、わたしの心は、そんなバイトが回ってこなくても、この季節になればいつもサンタクロースだ。

というわけで、Twitterでこういうツイートをした

結果、秘密結社に所属していた時に知り合った女性と、前の職場の上司からエントリーがあった。

2人ともわたしからすると人生の先輩たちだ。
すてきな人物であることは間違いないが先輩方を『いい子』とカウントしていいものだろうか…。

また、ひとりは『お祭りのボランティアで200匹のエビをエビフライにした』というもので、もう1人は『念によって幻魔の艦隊を消滅させた』という内容だった。

後者に至っては、幻魔側からすればいい子でなく、悪魔そのものあり、エントリーを取り消そうかと思ったが、それならば、前者も、エビにとってみれば悪魔だろう。

リプライしてこなかったけど「本当にいい子はお金を他の人に譲るのでエントリーできない」という若者もいて、いい子はなんだろうと、頭を抱えたクリスマスだった。

サンタクロースやって一つわかったことは、サンタクロースは「いい子」という曖昧な善の基準によって、贈与を厳選する人物であり、すべての子どもの味方などではない、ということだった。

それに気づくと、サンタクロースに対する憧れがちょっと薄らいだ。
わたしが理想とする大人とは、そういったものではないからだ。
だいたい靴下にプレゼントを入れるのも、よくわからない。
そういう性癖なのだろうか。
わたしには、そういう性癖はない。だからサンタクロースには向いてないのかもしれない。

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