佐藤家清

ゲームを作ったり、図書館のネズミという読書会サークルを主催しています。ゲームは絶賛開発…

佐藤家清

ゲームを作ったり、図書館のネズミという読書会サークルを主催しています。ゲームは絶賛開発中だから、情報だしはもうちょい待ってくれ。

マガジン

  • 図書館のネズミ

    Discordを使った読書会サーバー『図書館のネズミ』のマガジンです。 招待URLはこちらhttps://t.co/qB7sovTxg8

  • 日々と進捗

    いわゆる日記。日記をつけないと忘れちゃうんだよね。

  • 趣味の考察

最近の記事

『ラーマーヤナ』&『RRR』の読書会をやります。

次回、読書会は古代インドで紀元前2世紀頃に成立したとされる長編叙事詩にしてヒンドゥー教の聖典『ラーマヤナ』と、傑作インド映画『RRR』で行います。 『RRR』は、製作費は55億ルピーというインド映画史上でも高額なもので、幅広い部門の映画賞を受賞。日本でも第46回日本アカデミー賞で優秀外国作品賞を受賞しています。 図書館のネズミにはインド文学部門はないんですが、今回は古代インド好きの読書家をお呼びして、読書会を行います。 読書会の当日までに以下の2冊と、1本の映画を観てき

    • 【課題読書会】『オイディプス王&バック・トゥ・ザ・フューチャー』の読書会をやるよ。

      色々な訳がでてますが、おすすめ訳は、 『ギリシア悲劇 2 ソポクレス(ちくま文庫)』松平 千秋翻訳 です。 荘厳な文体の方が好き、という方は、 『オイディプス王(岩波文庫) 』藤沢 令夫翻訳 手に入りやすさや、読みやすさでいうと、英訳からの重訳になりますが、 『オイディプス王(新潮文庫)』福田 恒存 翻訳 『オイディプス王 (古典新訳文庫)』河合 祥一郎翻訳 などもおすすめです。 (私も一番最初に読んだのは、古典新訳文庫でした) 参加者は期日までに課題図書の

      • 『失われたものたちの本』の読書会をやります。副読本(映画)は『君たちはどう生きるか』

        「図書館のネズミ」の第二回YouTube用読書会として『失われたものたちの本』の読書会を行います。 読書会のタイムテーブル①主催者より会の説明(2分程度) ②自己紹介(各1分程度) ③感想(各5〜10分程度)他の参加者からのコメントや質問(3〜5分程度) ④残りの時間で『君たちはどう生きるか(映画)』の感想。 『図書館のネズミ』では、二ヶ月に一度くらいのペースで、宣伝も兼ねて、話題性のある本の読書会を行っております。 前回は『ミステリという勿れ』に登場したマルクス・アウレ

        • 積読読書の会のすゝめ

          読書好きなら、ほぼみんながやっているであろう積読。 さて、突然ですが、クイズです。 『積読』という言葉は、なに時代からあるでしょうか? 答えは……↓      ↓      ↓      ↓ 答え:江戸時代そんな古くからある『積読』ですが、なんといまでは、日本だけではなく、世界でも『Tsundoku』として注目を集め、BBCに特集されたり国際な共通語になりつつあるそうです。 どの国でも、読書好きのやることは変わりませんね! というわけで、古来より日本に伝わりし

        『ラーマーヤナ』&『RRR』の読書会をやります。

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        記事

          あなたは何種類の読書会を知っていますか?

          読書会の種類は、実はたくさんある。ひとえに読書会といっても、いろんな種類の読書会があります。 だから、読書会コミニティーもたくさんありますが、それぞれコミニティーによって開催されている読書会のルールも異なってきます。 というわけで、この記事では読書会の種類の説明と、『図書館のネズミ』では、どういう種類の読書会を扱っているのかを紹介していきます。 単発で終わるものと、複数回行うもの 『図書館のネズミ』では、読書会のカテゴリーを大きく2つに、単発で終わるものと、複数回行うもの

          あなたは何種類の読書会を知っていますか?

          『自省録』の読書会をやります。副読本は『ミステリと言う勿れ』

          Discordにて読書会サーバー『図書館のネズミ』を作りました。 そこで記念すべき第一回読書会として、『自省録』マルクス・アウレーリウスの読書会を行います。 『自省録』マルクス・アウレーリウスについて 課題本は、堂々たる西洋古典、紀元後2世紀の古代ローマの皇帝マルクス・アウレーリウスによって書かれた『自省録』です。 参加者は開催日までに『自省録』を読んできてください。 訳は何でもよいですが、私は一般的かつ入手しやすい神谷 美恵子訳(岩波文庫)を読みます(時間があったら

          『自省録』の読書会をやります。副読本は『ミステリと言う勿れ』

          シン・エヴァンゲリオン劇場版:||を見てきた

          大きく前半と、後半にわけられる作品だと思う。 前半はシンジくんが立ち直り、青年になるまでの話。 前作のQからの続きの物語が展開される。 大人になったトウジや、ケンスケなども登場し、変わってしまったものや、変わらないもの、Qでは説明しきれなかった外の世界、歴史、起きた出来事などなど、主に綾波を主体にして物語が展開されるアニメっぽいお話。 後半は、ネルフ本部に突入してから展開される、シンジくんがお父さんと対話していく物語。これがもう圧巻だった。 後半が印象的というか、わた

          シン・エヴァンゲリオン劇場版:||を見てきた

          12月8日(火)1:59~3:59(月曜深夜)に、『落下の王国』をやるってよ。 ↓前にみたときの感想 https://note.com/yes_ks/n/ne287e0330e37

          12月8日(火)1:59~3:59(月曜深夜)に、『落下の王国』をやるってよ。 ↓前にみたときの感想 https://note.com/yes_ks/n/ne287e0330e37

          ゲームデザインドキュメントを書きはじめて、思ったこと。

          「わたしは天才なので、ゲームデザインの本なんて読まなくても、デザインできる」と思ってから、はや10年。結局自分のデザインしたゲームは存在していないので、謙虚に本を読んでいる。 この本では、ゲーム制作において、ゲームデザインドキュメントを書くことを強くすすめている。 しかし、ゲームデザインドキュメント……、名前が長い。呼びにくい…。 だから、現場ではGDDと省略して読んでるらしい。なおさらわかりにくい……。 どんなものかというと、企画書と仕様書と設定集とかを全部合体させた

          ゲームデザインドキュメントを書きはじめて、思ったこと。

          過去の自分を「手探りで、がんばって書いた自分、えらい!」と激励する感じで、過去記事を読みやすく改稿した。 https://note.com/yes_ks/n/nca1f09cf29d2

          過去の自分を「手探りで、がんばって書いた自分、えらい!」と激励する感じで、過去記事を読みやすく改稿した。 https://note.com/yes_ks/n/nca1f09cf29d2

          『オカルトはノードである』

          解説7年前くらいに電子書籍雑誌『山脈』に掲載した怪文である。 ふと思い出して、読み返したらなかなかおもしろかった、というか、珍しい作風なので、アップロードしてみた。 雑誌『山脈』のコンセプトは「どんな駄文を書いてもペンネームで書けば、バレないし、リスクゼロ!」という、とんでもない雑誌で、色々なペンネームで、色々な駄文を書いたけど、この作品のみ『佐藤家清』という今も使ってる名義で書いたので、わたしの中では比較的まともな文章だ。 変わった作風だけど、タイトルや、文体、デザ

          『オカルトはノードである』

          ゲーム制作日記。近況、進捗報告

          今更ですがわたしって、目標が定まってなくて、うろうろしているときは日記を書くけど、目標を決まってしまうと、そこに目指せばいいのであって、無駄話をしても意味がないだろうと、押し黙って(ペンを置いて)しまう習性があるのをすっかり忘れてました。 というわけで、更新がない、ということは地道に活動している、ものだと思ってもらえると嬉しいです。 現段階でも色々な困難や気づきなどがあるんですが、基本的にはどんな策略も、苦労も、すべて作品を作るためにあるので、完成しないことには、起結した

          ゲーム制作日記。近況、進捗報告

          発熱したので、大人しくNetflixをみてた。

          朝おきたら、体のダルさを感じて、体温計ではかってみたら37.3度。 これは、とうとうきたか? と、慄く。 強い揺れがくるたびに、「とうとう関東大震災がきたか?」と感じるのと似ている。 とりあえず様子をみるしかない。 ということで、一日ぐっすり寝たら、熱も、ダルさもなくなっていた。 ただの風邪だったっぽい。 しかし、そもそも症状がないことが、新型コロナウィルスのおそろしいことなので、しばらく自粛休みとなったので、Netflixをみてた。 マインドホーン(2016) 色

          発熱したので、大人しくNetflixをみてた。

          色々あってカードゲームを作りはじめてる

          まともなゲームを作るのって、すごく時間がかかるので、とりあえず、ルールと、絵(印刷物)だけあれば完成できるアナログゲームを作りはじめることとなった。 ゲームのプラットホームがかわり、商品単価があがったので、ゲーム制作日記の値段を500円から3500円に引き上げた。 最初に購入してた人はラッキーだ。というか、何もない状況だったのに、購入してくれて、ありがとう。 企画はだいぶできあがってるけど、グラフィッカーの交渉はこれからなので、販売開始は半年先か、それ以上かかりそう。

          色々あってカードゲームを作りはじめてる

          白石晃士監督の『オカルト』を、物語の構成とアーキタイプで分析してみた

          「なぜ、この映画はこんなのに、おもしろいのだろうか?」という疑問を解消すべく、2種類の作劇ツールを使って、物語の構造や、キャラクターの役割を分析してみました。 今回取り扱うのは、2009年に日本で公開された白石晃士監督の『オカルト』 一見、荒削りにみえるし、すべてアドリブなんじゃないのかと思うくらいパワフルなホラー映画ですが、白石晃士監督はしっかり作り込む監督らしいので、実はかっちりしてるんじゃないのかと思い、分析してみました。 本記事はネタバレだらけなので、まだ観てな

          白石晃士監督の『オカルト』を、物語の構成とアーキタイプで分析してみた

          十三機兵防衛圏を、ネガティブな気持ちのままクリアしたので、その感想。

          最初にいっておくと、体験版で楽しめなかったのに、わざわざ製品版を買って、我慢しながらクリアしたので、ろくな感想ではないです。 例えるなら、一口食べて「まずい」と思ったものを、最後まで食べて「やっぱり、まずかった」といってるだけの感想です。 過去のシーンを操作する意味ってあるの?他のゲームでも、たまにみかけるけど、過去の記憶といった「もうすでに終わっていて、変化がありえない状況なのに、自由に動けるようにしてある」のって、どうなの?と、これは「あなたが選択したり、ボタンを押し

          十三機兵防衛圏を、ネガティブな気持ちのままクリアしたので、その感想。