今回は投資の始め方について書いていこうと思います。
投資を語ることができるかご判断いただくために、簡単な投資経歴を書かせていただきます。
投資に関しては、プロ投資家(証券投資、事業投資)としても個人投資家としても活動してきました。

新NISAも始まり、今年こそ資産運用始めるぞー！と人生の大きな一歩を踏み出そうとしている方🔰踏み出された方🔰が対象です。
一緒にお金について学んでいきましょう。

私の好きな言葉に以下のものがあります。

みなさまが失敗を経験で学ぶ前に、私が経験して学んだ歴史を知っていただき、同じ轍を踏まないようにしていただけますと幸いです。

なぜ投資をする必要があるのか？

まず、「なぜ投資をする必要があるのか？」という問いに対する答えを持っていなければ、マネーゲームの沼にハマり、経済的自由の真逆の世界に連れて行かれる可能性もあります。

私が参考にしている考え方は、ロバートキヨサキさんの『金持ち父さん貧乏父さん』の中で語られる【キャッシュフロー・クワドラント】です。

【キャッシュフロー・クワドラント】
E　：　Employee（従業員）
S　：　Self- employee （自営業）
B　：　Business-owner（オーナー）
Ｉ　：　Invester（投資家）

Ｂの世界は「ビジネスモデルでお金を稼ぐ世界」
Ｉの世界は「お金がお金を稼ぐ世界」

投資をするということは、このＩの世界を目指すということになると思います。

そして、ESとBIの大きな違いは「時間」の価値です。BIの世界は、言い換えると時間を手に入れるための世界ということになります。

以下の図をご覧ください。
お金は「お金、信用、価値」という3層構造からなる広義のマネーと、それを下支えする原資の「時間、健康(エネルギー)」で成り立ってます。

投資で得るものは確かにお金ですが、もう少し正確に書くと、
お金→時間→お金
(お金で時間を買い(作業をアウトソーシングし)、さらにその時間でお金をつくるサイクル)
と、時間を得た結果のお金ということになりますね。
更に
お金→健康→時間→お金
となると、非常に豊かな時間を過ごしている生活が目に浮かんでくるのではないでしょうか？
ランニングして、読書をして、健康と知力を蓄えて仕事に向かい、ビジネスモデルと投資でまたお金を稼ぎ、お金で作業をアウトソーシングすることで浮いた時間で旅に出て心も健康になり、、

別の考え方を紹介します。
こちらは「人生の攻略法」という壮大なタイトルですが、本質は同じです。
・まずは時間を能力に変える
・次に時間と能力で影響力を獲得する
・そして能力と影響力で時間をブーストしてお金を稼ぐ
・最後にお金でお金を増やして時間を買う
・その時間で能力と影響力を更に強化する

つまるところ、投資をするということは
・時間を得るため
・健康になるため
ひいては
・時間と健康を手に入れて家族を幸せにするため
と言えるのではないでしょうか？

日本人はお金を稼ぐ美徳はあまり持ち合わせてないですが、お金を稼ぐことはあくまで手段であり、目的を上記のように設定することで受け入れやすくなるのではないでしょうか。

まず何から始めればいいのか？

目標を決めましょう。
私の好きなフレームワークにGISOVというものがありまして、プロジェクトマネジメントをする際によく使うものです。
G：goal(目標設定)
↓
Ｉ：issue(課題設定)
↓
S：solution(課題に対する打ち手)
↓
Ｏ：operation(定点観測)
↓
Ｖ：value(価値、稼ぎ)

結局、いくら投資で稼ぐことができれば、幸せな生活が送れるのか？を具体的に考えてみるのです。

例えば、1億円の運用資産があったとします。
その配当利回りが3%とすると、年間で300万円得られます。2億円あれば年間600万円なので、日本人の平均年収(460万円)は超えます。また、3億円の運用資産があれば、年間900万円で高所得者の部類です。

どうでしょうか？具体的な目標値と足元の資産状況のギャップがvalueとなります。

では、それを実現する上でのissue(課題)は見えてきましたでしょうか？

・口座開設の仕方がわからない
・何に投資すればよいかわからない
・投資信託とETFの違いってなに
・つみたてNISAと普通のNISAの違いはなに
・相場情報ってどこで取得するのか
・リスクの低い投資ってなに
・いくらから投資を始められるのか
・インデックスと個別株どっちがいいの
・投資した後に何を見ればいいかわからない
・金融政策ってなに
・テクニカル分析ってなに
・地政学リスクってどういうこと
・為替リスクってどういうこと

いろいろ外向きのベクトル(マーケット、金融商品)に関する課題が見えてきたと思います。
これらの答えは多くの別の方がnoteやyoutubeても解説していると思います。私も今後解説していくつもりですが、お急ぎの方は別の方のをご確認ください。

肝心なことは内向きのベクトルです。
自分を知ることです。
相場に向き合うことは、自分との対話です。
誰も答えを持っておらず、投資の時間軸も異なります。また、リスク許容度も人によって全く異なります。
重要なことはスタイルを見つけることです。

スポーツに置き換えるとわかりやすいかもしれません。スラムダンクでいうと貴方はどのタイプですか？

このようにスタイルも人それぞれです。
私は陵南高校の池上タイプです。実際に現役バスケ時代もディフェンスに定評があるタイプでした。

自分のスタイルを知るにはとにかくやってみるしかありません。
リスク量は限定的にしながら、FX、株、債券、コモディティ、不動産などいろいろ試してみてください。
リスクを取りすぎると頭が真っ白になります。そしてマインドシェアを相場に持って行かれて、通常の日常生活を送ることができなくなります。

高速道路でスピードを出しすぎると、視界が点になっていき、助手席の声も耳に入らなくなることもあるかもしれません。これは明らかに自分のリスク許容度を超えている状況です。リスクを取りすぎると、これと似たような状況に相場でもなります。

なので、まずはスモールポジションでいろいろ試しながら自分のスタイルを見つけてみてください。ジュニアディーラーも同じようにスモールポジションから始めて、毎日相場日誌を書いて、自分なりのビューを発表させられて、ポジションを取っては失敗して反省して改善して、勇気を出してポジションを取って、、の繰り返しです。

焦ることはありません。
相場は無差別総合級格闘技です。
年齢、国籍、学歴、投資歴、プロ、アマ問わず、みんな参加できる世界大会です。
初心者が参加すれば負けるのは当然です。
ゆっくり、丁寧に、スタイルを見つけていってください。
ポジションを忘れることができる程度のスモールポジションで。

そして、負けることを恐れないでください。
会社の経営に置き換えた時に、コストが発生しないビジネスはありません。計算されたコストは経営をする中で必要です。
投資も同じで、負けではなく、目標を達成する為のコストなんです。大切なことはそこコストをいくらまでなら許容するかをエントリーする時に決めておくことです。辛いですが、時には損切りも必要です。学歴が高く、プライドが高い人ほど、この損切りができずに大成しなかったディーラーを見てきました。負けではなく必要コスト、このマインドが大切です。

自由への切符を手に入れるための投資マインドの話は一旦ここまでです。

これからもみなさまのお役に立てるようなnoteを書いていきたいと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。