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いい感じの一人飲みに成功した話

以前、こんな記事を書いた。↓

一人飲みに憧れを抱きつつも、1回も成功したことがないまま何度もチャレンジしてはまたうなだれて帰ってくる…そんな私だったが、先日、ついに転機が訪れた!!

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その日は、気持ちのいい晴れの日で、私は午後から充実した時間を過ごしていた。

まずは、京セラ美術館で開催中の『マリーローランサンとモード』展へ。
スタエフ仲間が言ったと聞いて、ずっと行きたいと思っていたので行けて本当にうれしかった。絵はもちろん、その時代のファッションや文化も見ることができ、大満足の展示だった。

その後、購入したグッズを手に(3つも買ってしまった)、これもずっと行きたかった喫茶店「LA VOITRE(ラ・バチュール)」へ。
絶品のタルトタタンを味わった。リンゴがトロトロで、今まで食べたことのない絶妙な酸味が美味しかった。そして何より、「京都~!」っていう感じの佇まいと店内の雰囲気がすごく好きだった。(京都の老舗喫茶店やカフェは、すみずみまで独特の美意識とプライドがにじみ出ているような気がして、そこが大好きだ。)
京セラ美術館から歩いて行けるところもありがたい。

午後から始動したので、この時すでに17時半頃。

小腹も空いていたので、あらかじめ調べておいた、街中のおでん屋さんに一人で行くことにした。
開店直後に入店すると、ものすごーく雰囲気の良い女将さんが一人。
カウンターに座った。
女将さんに話しかける勇気はなく、
「また、ご飯を一人で味わって帰ることになるんだろうな。」

そう思っていたら、程なくして一人のマダムが入店した。
にわかに緊張が走る。
「うわ~、どうしよう、この状況はどうなっていくんだろう」
一人で勝手にそわそわしている私を尻目に、マダムはガンガン女将さんに話しかける。すごく明るくてパワフルで陽気なマダムだ。
どうやら一人で旅行に来ているらしく、店にも何回か来ている様子。
今日一日の行動をお話ししていると、「祇園花月に行ってきた」ということを話されていた。「いいなあ」と思ってうなずいたり小さくリアクションしていると、マダムが話しかけてくれ、そこから会話が広がっていった!

なんという理想の展開。
その後も、美術館に行ってきたことを話したり、マダムから京都のお得情報を教えてもらったり(マダムは東京の方だけど私より詳しい)、すごく楽しい時間を過ごせた。

その後、外国の観光客の方二人が来店し、4人でカウンターで話せたというこの上ない結末で一人飲みを終えることができた。

今回初めて一人飲みに成功したのは、
①いい一日を過ごして、自分の気持ちがオープンになっていた
②最初女性だけの空間で話しやすかった
③何よりマダムのコミュニケーション能力に救われた!

という要因があるのではないかと思う。(急に分析)
自分の気持ちがオープンになっていたことで、相槌をうったりするという会話のとっかかりを作ることもできた。

とにかく、次に一人飲みをする妄想をしつつ、ほろ酔い気分で鴨川を歩いて帰るという最高の休日を過ごしたのだった。


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