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気が滅入ったときの自分との向き合い方を見直してみる

法務の仕事をしていると、メンタル削られること、多くないですか。
人と向き合う仕事って、相手への共感・理解に使うパワーが大きくて、相手の気持ちを考えるあまり、自分がすり減ってしまうこと、ありませんか。
そうなってしまったときに(正確には「そうなりそうになる少し前に」…滅入りすぎちゃったとき、そんな余裕は生めないから)、自分が思い直してやっていることを、少し言葉にしてみたくなりました。


1. まず、深呼吸する

ストレスやプレッシャーにさらされ続けると、呼吸が疎かになる。呼吸しないと体も強張るし、そうすると気持ちも塞ぐ。
なので、意識してたくさん呼吸する。「深呼吸」って口に出して、深呼吸する。ついでに立ち上がって、水も飲む。
思い詰めている人がいたら、これはいますぐ簡単にできることなので、そっと薦めるようにしている。わたしも薦められてはじめたことで、続けてよかったことだなって、薦めてくれた人への感謝もあわせて。

2. そのあと、気持ちを言語化する

  • 何がつらかったか/何が誰かをつらい気持ちにさせたか

  • どうすれば回避できたか

  • 次同じことが起きたらこうする

  • つらい気持ちになった人が自分の他にいる場合は、その人にこういうアクションを取る

をテキストにして消化する。
スマホにメモでも、手書きのメモでも、ひとまず書いてみると落ち着くし、書きながら整理ができる。相手とのわだかまりも、自分の中で起きているぐちゃぐちゃな喜怒哀楽も浮き沈みも、筋の通ってない思いの矛盾も。

3. そして、相手の「素敵だな」と思うところを伝える

自分じゃない他人は、自分には見えない景色が見えていて、自分と異なる考え方や価値観を持っていて、自分にない知識や経験を積んでいる。だから、今の自分にはよく見えていない(自分のことで頭がいっぱいになっている)けれど、相手はきっと、自分にはできない何かが必ずできる人。その何かはきっと、とてもattractiveなもの。
だから、1日に大量にあるミーティングのすべてで、相手のいいな、素敵だな、と思ったところを一言伝える。ミーティングじゃなくても、誰かと会って話をする機会があったら、1秒でも見つけて伝える。相手が少し表情を和らげてくれたら、伝わったな、と思う。
向き合っているのはものじゃなくて人だってことを、忘れないためにする。これが一番難しそうに思えるけれど、相手への共感・理解ができる人なら、きっと得意なはずなんです。嘘だと思ったら、一度やってみてほしい。


オンリーワンだなんて、絶対に思わないこと

「自分にしかできないことに価値を感じる」「必要とされるのが嬉しい」「周りからの感謝がモチベーションの源泉だ」…わたしはまさにこういう人間で、周囲からポジティブな気持ちを向けられてないことがわかると、途端に弱ってしまう。
でも、相手の人生は相手が決めるし、他人であるわたしの判断を正とすることはない。わたしが相手にしたことについて、感謝や評価はそれなりにされるかもしれないけれど、「相手にとって自分は必要な人間だ」と思わない(もっと強い言葉でいうよ、思い上がらない・調子に乗らない)ことが、そもそも気が滅入らないようにするための一番重要なことだな、と、深呼吸して、気持ちを言語化して、結論に至りました。

さあ、では、この記事を読んでくださったあなたの素敵なところ、たくさん伝えに行きますね。世界はラブに溢れてるよ!


本日の1曲は、こちらもとても有名なクリスマスのナンバーを、日本のギタリストの美しいニュアンスで。今年は暖冬だけれど、ふわりとふる雪に思いを馳せながらどうぞ。


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