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論理と直感

「ここはわたしが娘と一緒に居た方がいいな」
そう、直感的に感じたことがあった。
子育ては夫婦お互いにやることだと思っているけれど、
でもなんとなく、「ここはわたしが必要だ」と感じることが、時折ある。

昨日、娘が保育園で嘔吐しました。

娘は生まれてから吐き戻しがとても少ない子で、
少し大きくなってからもごはんを吐くことは本当にありませんでした。
娘にとってはほぼ初めてとも言える嘔吐。
保育園から職場に連絡をもらうと、「そりゃ心配だ!」とあたふたしてしまったわたし。
職場も保育園なので、こういうことがあっても理解が速く、「すぐに行ってあげて!こっちは任せて!」としてくれてほんとにありがたい限り。

そこで、「夫にも一応連絡…」と思ってLINEを入れるとすぐに返事があり、
「仕事抜けられるの?こっちは抜けようと思えば抜けられるよ!」と言ってくれた夫。
ありがたや…なのですが、そのときふと
「いや、ここはわたしが行った方がいいな」と直感的に思いました。

実はわたしの保育園では発表会を控えており、最近はバタバタな日々。
仕事も忙しく、やりたいことがあるのに時間のやりくりにとても苦労しておりました。
おまけにこの日はわたしが担当している製作の時間も予定しており、わたしが抜けない方が予定がうまく回ることはわかっていたし
どちらかと言うともしかするとわたしの方が仕事を抜けるのが難しい状況だったのかもしれません。

でもたぶん、体調の優れない娘はわたしと一緒に居たいと感じるような気がしました。
直感的な感覚なのでうまく言語化は出来ないけれど、
ふだん体調を崩すことが少なく、ほとんど保育園はお休みせずにここまで通っている娘。
体調が優れないときは、わたしが気にかけて一緒に居てあげることがいちばんの安心材料になる気がしました。

育児を夫と分担するという論理はごもっとも。
でも論理的な話と感覚は違うことが多々あると思いました。
それと、ほかの家族にとってのそれとわたしの家族にとってのそれは違う。
巷では「家事や子育てを夫婦で分担する」ノウハウがあったりもするし情報感度が高いほど優れた人たちのノウハウが入ってきてしまうけれど、
大事なのは目の前の変化している人たちの様子を知って自分たちに合うやり方を模索すること。

娘は、その後嘔吐もなく、特に診断も出ず、元気です。
でも今日は保育園をお休みし、ゆっくりわたしと過ごしています。
こういう時間も、わたしは大好きです。

文字数:1,005字

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