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哲学を学ぶ

もともと哲学は多少大学で学んでいましたが、卒業後はそれっきりでした。
しかし、最近は転職して時間もあり、本を読む時間もあったので、再度哲学に触れることも可能になりました。

今までは本を読んでも、経済思想的なものが多かったので、哲学は久しぶりということになります。
中でも、千葉雅也さんの『現代思想入門』をきっかけに、大澤真幸さんの『ブルシット・ジョブと現代思想』は非常に面白く読めました。
本を読みながら「なるほど」と思いながら、あるいは「そうだったのか」と感じながら読めるのは良いものです。

特に、私は一労働者なので、ブルシット・ジョブとの向き合い方は参考になりました。そこは大澤さんならではの指導なのかもしれませんが、非常にしっくりきました。『現代思想入門』の方も、デリダ、デュルーズ、ラカン等、先輩の指導をうけるように知識を得られたので、知識の基礎が出来たように思います。

私の卒業論文は「一応」ラカンだったのですが、さすがにどんな内容を書いたのかも覚えていませんが、新しく学びたいなという気持ちが強くなりました。

最近は、政治学にも興味があって、色々学者の意見を見聞きしていますが、良く言われるのは、「大学の無償化」です。社会人になると分かりますが、学びの場というものが本当にありません。知はコモンでもありますが、その共有の場が本当に無い。そこに最近は不満を覚えるのですが、どうにかならないものかと思います。

それはさておき、哲学の火がついたので、次はいよいよ哲学者のロックスター、マルクスガ・ブリエルの『世界はなぜ存在しないのか』に挑戦したいと思います。ガブリエルは、斎藤幸平さんの対談等でも見聞きしているため、書籍等も初めてではないのですが、彼の理論を真っ向から受けるのは初めてなので、実力試し半分、楽しみながら読んでいきたいと思います。

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