交通系ICのややこしさ
鉄道に始まり、コンビニ、駅そば、自販機などの駅ナカやスーパー、ガソリンスタンドに至るまでどこでも使える万能な「交通系ICカード」。『モバイルSuica』『PiTaPa』を僕自身も普段から愛用してはいるが、気になる問題がある。
聞き返されたり間違えられたり
コンビニで買い物をしてレジで会計してもらうときに
「交通系で」
と言うが、時々聞き返されたり、「QUICPayで?」と別の電子マネーと聞き間違いされたりすることが多い。スマホを差し出して『モバイルSuica』でやろうとしてるとどこか勘違いされやすい。『ICOCA』なら済む話だが。
主な交通系IC
JR西日本、JR四国(香川のみ)、これら周辺の私鉄、バスでは『ICOCA』が主流なのを始め、
JR北海道『Kitaca』
JR東日本系『Suica』
関東私鉄系『PASMO』
JR東海『TOICA』
東海私鉄系『manaca』
JR九州系『SUGOCA』
福岡市地下鉄『はやかけん』
西鉄グループ系『nimoca』
という他8つが「共通利用」でき、交通部分のみで関西私鉄系『PiTaPa』が使える。
大半は
地域によればJRと私鉄系で2つ以上混在してたりすることもあるが、関西だと私鉄や地下鉄などあっても『ICOCA』「ICOCA定期」を発売しているし、『PiTaPa』の電子マネー部分は「ポストペイ(後払い)」という性質からか共通外で「ファミマ」「ローソン」「アンスリー」など関西私鉄で出店してるコンビニや関西の一部小売店と対応自販機でしか使えない。それ故に「ICOCAで」と言う人が大半で慣れないのだろう。
使えるエリア内では当たり前のような存在ではあるが、統一されてないから結構ややこしいし、統一の動きは無さそう。それでも、旅先で使えるというメリットは大きいし、沖縄でさえも「ゆいレール」で使えるようになった。これだけは大きな進歩でみんなが使いたくなるし、定期を持ってれば最早「百人力」と言える。
とは言っても、馴染みのIC以外を差し出されると鉄オタ以外はなんのこっちゃ分からない。悩ましい問題だ。
ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。