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病んでるときに聴くバンド

元気付けてくれる曲は数多もある。でも、そういう曲を聴きたくないぐらいに落ち込んだり、ネガティブな気分になることもあるでしょう。実際、僕はそういうとき、明るい曲を避けて、あるバンドを非常に良く聴いていた。そのバンドの名は「Suck a Stew Dry(サックアステュードライ)」。このバンドの曲を聴くと元気になれはしないが、不思議と安心感はあった。

Suck a Stew Dryとは?


ボーカルギターの篠山コウセイさん、ギターのハジオキクチさん、同じくフセタツアキさん、ベースのスダユウキさん、ドラムのイタバシヒロチカさんから成る5人組のバンド。「サック」などの略称がある。篠山さんがストレートに綴るネガティブながらも希望を求めている歌詞が特徴的だ。
2016年にフセさんの脱退で、活動休止。残ったメンバーで「THURSDAY'S YOUTH」を結成し、活動している。

ハマったきっかけ


このバンドに出会ったきっかけは、ラジオのパワープレイ※で聴いた「世界に一人ぼっち」という曲。1か月間毎日聴いているうちに、他のバンドにはない、どストレートでネガティブな歌詞に魅了されていった。

当時は些細な失敗や失恋、成績不振、部活のことなどで、孤立を深めていっていた。それらのことも相まって、このバンドが魅力的に感じるようになった。

※ラジオ局がオススメする曲を月代わりで1〜3曲セレクト。1ヶ月間自社制作番組やCMなどで流す。ヘビーローテーション(FM802他)という別名や「Hot Staff(ホットスタッフ)」(FM滋賀)など独自の名前もある。

ちょっとした奇跡


おそらく、多くの方は名前すら聞いたことが無い方がほとんどでしょう。僕の周りでもそうだった。ただ実は、高校時代にファンを公言している同じ高校の同級生の女の子が1人いた。その人は過去1度もクラスメイトになったことがなければ、喋ったことすらなく、一方的に知っているだけの人だった。それでも、この女の子のツイッターのアカウントでは「サック」好きを公言していて、フォローし、フォローバックもされた。そして、「サック」の話題でツイートしているとこに僕はリプライで絡んだ。不安があったが、とても嬉しい返事が返ってきた。それからは1回きりでリアルで喋ることが無いまま卒業。おそらく覚えてないかもしれない。でも、長浜の地で周りが知らない好きなバンドを共有できる人を偶然見つけられただけでも奇跡だったと思う。

ということで、今回は「Suck a Stew Dry」にフィーチャーして思い出などを綴ってきました。先の通り、今は活動していませんが、その歌詞のイズムは現在の「THURSDAY'S YOUTH」でも受け継がれているように感じる。こちらも掘り下げていくように聴いてみようと思う。

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