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街の脳内変換

この路線図、東京の地名が書かれてはいるが、位置関係はバラバラ。これは大阪メトロの駅を東京の駅で置き換えるという「空想路線図」。1万のいいねと5500のリツイートになって、朝日新聞に取材されるほど。

生まれも育ちも関西で、京阪神の街事情に詳しい一方でテレビで見る東京やその他の街で僕は「関西やと〇〇」っていう脳内変換をすることが多い。

地図を見ると、大ターミナル梅田→新宿、電気街やカルチャー街日本橋にっぽんばし→秋葉原、大阪屈指のビジネス街淀屋橋→大手町、若者の街「アメリカ村」を擁する「心斎橋+四ツ橋」は「原宿+明治神宮前」と言ったように関西人にとってはグッと来る感じ。おまけになんばに当てはめた渋谷は「しぶや」と表記される関西味を織り交ぜている。

ただ、心斎橋と四ツ橋に大きい神社は無いし、動物園繋がりで上野と天王寺をイコールしていても「あべのハルカス」のような超高層ビルは上野には無い。大阪で大きい神社は住吉大社、今宮戎神社、大阪天満宮だし、「あべのハルカス」要素は東京では池袋、新宿、渋谷といった山手線の西に集中している。やっぱり100%一致するはずなんてない。

韓国ドラマ『梨泰院イテウォンクラス』を日本で『六本木クラス』としてリメイクし題名を当てはめてはいるが、いずれも似てはする。ただ、これらも他の街の要素も混じってるだろう。とはいえ、自分の住んでる街、故郷と初めての街や他の地方の有名な街を結び付けるのは楽しいもんだ。

僕の場合、「ヨルシカ」の曲で出てきた東京の「東伏見」「小平」「富士見通り商店街」と京阪沿線や吹田、豊中などの思い出の地を結び付けたり、田舎の風景や列車を滋賀長浜や北陸線の普通列車、新快速に当てはめて楽しんだりしている。

そんな風に身近な風景に置き換えると初めての街でも愛着が湧くのかもしれない。

ストリートミュージシャンの投げ銭のような感覚でお気軽にどうぞ。