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vol.3-2 なぜ学生時代に国際協力に携わるのに社会人になると辞める人が多いの?(延岡)

そうですね、vol.2はぜひ“保存版”としていただきましょう(笑)。

さて、今回のテーマも国際協力に携わるすべての方々に考えていただきたいことのひとつです。

SNSなんかを見ていていも、国際協力をテーマに活動をしている学生団体は本当に数多くありますよね。ネパールで学校を建てたり、カンボジアの衛生環境改善に向けて奮闘したり。そんな学生の皆さんに共通している(はずの)想いは「誰かのためになりたい」「誰かを救いたい」「誰かの笑顔をつくりたい」等々、世界にとって間違いなくプラスの変化をもたらすもの。

私は学生時代からボランティア活動は一切行なったことがなく、その代わりに、国際協力NGOでインターンシップとして活動をしてきました。その中で「世界を平和にしたい」という共通の志を持った、かけがえのない仲間との出会いがたくさんありました。しかし、いざ大学を卒業してみるとあれだけ熱く語り合った国際協力から離れた分野で働く人が大半です。

なんとなく寂しい感じ。


なんで、学生時代に国際協力に携わった人のほとんどが、社会人になると辞めてしまうのだろう。

原さんが提示してくれた、今回のテーマを扱う2つの理由に沿って話を進めていきましょうか。

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