見出し画像

ライティングには「さ・し・す・せ・そ」がある。#Day1

とあるきっかけで、文章を書くときの頭の使い方が変化しました。

 突然ですが、天狼院書店という本屋さんをご存知でしょうか?東京・名古屋・福岡など、全国に10店舗ある少し変わった本屋さんです。
私は今回、天狼院書店で開催しているライティングゼミに参加しました。

 初回の授業を終えた翌日に、この文章を書いています。5ヶ月かけて達成する目標は、最後まで読んでもらえる2000文字を書けるようになること。そのための基本スキルやマインドを学び、それを毎日実践して習得していきます。
 この講座の講師で店主でもある三浦さんは、ライティングは自転車にみたいなものだと言っていました。乗り方を練習すればみんな乗れるようになる。乗れるようになるために一番重要なことは、「乗ること」ですよね。自転車に乗っている人なんてたくさんいるから乗り方は知っているはずだけど、見ているだけでは乗れない。それはなぜでしょうか?自転車が乗れない理由は跨げないことでも、漕げないことでもない。子供の時一生懸命練習したのは、バランスでしたよね。見ているだけでは乗れないのは、バランスの取り方は乗ってみないとわからないからです。文章もそれなりに読んできたから形は知っているはずだけど、バランス感覚のように、興味の引きつけ方を習得することが肝なんですね。

 初回の授業で学んだことは、ABCユニットと書き手としてのマインド。ABCユニットは料理でいう「さ・し・す・せ・そ」の1つです。
 この講座ではまずは「2000字最後まで読んでもらえる文章」を目標にしています。バルサミコ酢やホワイトビネーガーを使う前に、まずはちゃんと味噌汁を作れるようになろう!という感じです。そのためには基礎が大事。たったこれだけなのに、周りにある興味を惹かれるものの仕組みの一部を理解することができました。

 この講座を受けようと思ったのは、文書を書く時にすっきりしない感覚がありそれを解消したいと思った、あるいはその必要に迫られたからです。便秘を薬じゃなくて、日常の食事で解消したいという想いに似ているかもしれません笑一時的なモヤモヤを薬で解消してしまうのも1つの手段ですが、また繰り返す。文章で言う薬は話題性。環境の変化や衝撃的なことがあれば書けるけど、逆にそれがないと書くことが難しく感じてしまう。そうでなくて、ちょっとした自分にとっては重要だった出来事や、読書感想文でも読んでもらえる文章を書きたいと思ったのです。
 これまでも、日常の発見を1000字くらいの文章にしてnoteに投稿することがありました。その時はアウトプットできたらいいと思っていたので、自分の世界で完結しても構わないという気持ちで書いていました。友人が読んでくれて感想をくれることもあり、その時から読み手の存在を意識するようになりました。すると意識することで、今度は逆に書きづらくなってしまい書かなくなるといった悪循環に陥ります。それ以来開き直って、言いたいことを言うスタイルになっていました。
 よく文章を書いている方だったので、「書くことが得意な人」と認識されていることがありましたが、私の中では、自己満足に近かったのです。別にそれでも構わなかったのですが、もうひとつ行動を迫られたきっかけがあります。それは、書くことが仕事の一部になったからです。書けるから仕事になったのではなく、仕事が先にあって書く。ただやらされている焦燥感とは違って得意を伸ばせると言う期待の方が今は大きいです。まだ初回の授業を終えたばかりの自分が言うのもなんですが、文章の構成は意外とシンプルです。自分の書いた文章が稚拙だと思っていても、その書いている時間が苦でないのであれば、上達は一瞬だと思います。私も、5ヶ月間かけてスキルを学ことで自分の文章がそのように変化するのか楽しみです。思いのほか読まれる文章の秘訣が面白くてハマりそうです。

 この文章を書いている間にも、昨日学んだことを練り込みました。A「最後まで読める文章」をB「お味噌汁」に置き換えたり、A「講座を受けようと思った理由」をB「便秘」に置き換えC「本文」を書く。そしてその思考の順序がABCユニットです。こうして文章の構成を考えながら書いていると、まさに「書いている」感じがしてきます。きっと、この「書いてる感」を毎度の授業で打ち砕かれながら進んでいくのだと思います。まだまだなんですけどね。2000字を目指して書いたものの、ここまで書くのに3時間かかりました。

5ヶ月間、毎日2000文字の文章を1つ以上書き上げることを目標にしていますので、1800日後の文章がどう変化しているか、乞うご期待です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

いただいたサポートは、花と民芸の表現の追求にあてさせていただきます。