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【AI ✖️ UI/UX】 rabbit r1, Ferret UIで変わるUIの未来


こんにちは。KOJIMAです。昨今、世の中AIばっかり。
UI/UXを、AIの視点で考えてみるシリーズです。


今回のテーマは、

そのUser、人間ですか?


SFばっかり見て、人間を疑い始めた私のぼやきです。
攻殻機動隊、もう一回見ようかなあ。




User Interface の "User" は、いつしか人間からコンピュータへ移り変わる。


最近、三体をNetflixで鑑賞しました。(原作読んでなくてすみません)

ちょうどネットフリックス版では、三体が地球に到着する450年後までに、地球人は何を準備するべきか?という話までで、幕を下ろします。

考えられない科学力を持つ三体だが、地球人は450年もあれば、それに追いつく、追い越すスピードで科学が発展している。

という話の筋が、私は大好きです。
私たちは今まさに、生成AIの技術発展や事業発展によって、その成長の真っ只中にいるのではないでしょうか?

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2024年は「身体化AIの年になる」
最近、こんな動画を見ました。面白いのでぜひ見て欲しいです。

この動画内では、落合教授の研究室の学生が書いたスライドが登場します。

例えば、手書きでイラストを描けなくても今は人間が言葉で指示を出すと生成AIが代わりに描いてくれます。これが次第に、言葉で指示を出さなくとも私たちの動きや感情を読み取って、AIが思った通りのイラストを描いてくれるかもしれません。このように、人間もコンピュータも含めた世界中のあらゆるモノが、互いに尊重しあって対話ができるようになるということです。このような変化によって、人間中心の考え方ではなく、世界中のあらゆるモノがコンピュータ(=計算機)という新しい視点が必要になりました。

動画内のスライド文章から引用


Human Interface  ---->  Computer Interface
人間中心設計は、コンピュータ中心設計になるんだなあと思いました。



"User" が人間かを疑ってみる。


私の学んできたUI/UXには、UserはHumanであるという、決して崩れない前提がありました。

"Human" Interface Guidelines


"Human" Centered Design


人間を理解して、人間に優しい設計を心がけていますし、それがここ10年のwebデザインの中枢にいて、みんなの拠り所になっていたと思います。


でも、ちょっと待ってください…. もう、こんなものがあります。
どちらも2024年現在のサービスや研究です。


😬rabbit r1

このオレンジの物体で映像を読み取るだけで、あらゆる情報を処理できてしまいます。

rabbit "Here's a simple recipe for you"
ラビット「この材料ならこのレシピかな」
rabbit "What the UI says…"
ラビット「ここではこんな操作ができそうだよ」



😬Ferret UI

ウェブUIを画像解析してしまったFerret UIちゃんです。
情報の内容、操作の内容、その配置までも、全てがわかってしまいます。

Hi Ferret, tap the button!
ねえフェレット、ボタンを押して!
Hi Ferret, How do I purchase AirPods Pro??
ねえフェレット、どうやってAirPodsプロを買えるかな?



ー 「ねえAI。AirPodsを買っておいて」

人間は、こう指示するだけです。そうすると、あらゆるインターフェースは、認識するAIのためのもの、に見えてきませんか?

これから先、このようなデバイスが発展していくかはわかりません。
ただ、私たちの、目・耳・触覚などのインターフェースがAIに移り変わっていくということ(狭義のデジタルネイチャー)へ向かっていることには変わりはないのでしょう。


こうしてみると、私たちがこれまで考えていたUserというのは、Human ではなく Computer になっていく未来が、想像できてしまいました。



コンピュータのためのUI、人間のためのUIってなんだ?


🫠コンピュータのためのUI


現在のところ、想像に難くありません。 "ルール" を守ることです。
AIに感情というものはなく、大量のデータから処理される結果に過ぎませんから、AIが期待するルールに正しく則ったインターフェースを提供する必要があります。

サービスは違えど、「購入」や「登録」、「商品」や「コンテンツ」といった概念は統一化されていくべきでしょう。

世界中どこのスーパーやコンビニに行っても、誰でも買い物ができると思います。それは、商品の並びや購入の仕方が統一されているからです。
それと同じように、Computerのためのインターフェースを意識していく今後は、「異常値」を避けるために、これまで以上に普遍化の一途を辿っていくのではないでしょうか。



🫠人間のためのUI

これも、基本的にはComputerのためと変わらないでしょう。これまでだって、ユーザーが学習しやすいように、ルールに基づいて整備されたインターフェースが良しとされてきました。

それでも、独自のUIや表現はさまざまにあったと思います。

このようなサイトは、おそらくComputerでは読み解けないでしょう。人間のためのUIとも言えると思います。


では、人間に価値を与えるものは、表層のデザインの領域のみなのでしょうか。あるいは、そうではない何かなんでしょうか?

https://brik.co.jp/tips/4850




AIによってプロダクトの使われ方(操作の主体者)も変わるということ。


私がSFの見過ぎかもしれませんし、デジタルネイチャーを信じ過ぎているかもしれません。
少し近未来的な話になってしまいましたが、今後少なからず、AIによってプロダクトの使われ方が変化してくるんだろうなあ、とは思います。
人間じゃない何かを相手にプロダクトを作る日が、そう遠くない未来にやってくることに備えて。

AIとUI/UXについてこうして考えてみるのもいいかもしれません。


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みなさんは、どう思いますか?


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