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どんなトラウマ経験も決して無駄にはならない


TOMOさんのこちらの記事を読んで。

あまりに共感したので書きたくなった。



私は学生時代の部活に、トラウマがある。

学生時代、超内向的な性格+陰キャなのに、なぜか部長になってしまったんだけど、

もうこれが本っっ当に向いてなくて。

 

・部活の方針がどうだとしても、自分の中で納得してないことは絶対にやりたくないし、他人にも強要したくない。(めちゃくちゃINFJっぽいな)

・でも部長という役割的に、自分の意見とは関係なく、納得いってなくても部員に注意しないといけないことかある。むしろ注意しないと周りから「なんで部長のくせに怒らないの?」と責められる

・人前で喋るの苦手すぎる(毎日授業中、何度も何度も脳内シュミレーションして乗り切った)

・部活とその他のプライベート時間は分けたい。しかし部長という役割的にすごく難しかった

・とにかく先生と部員に挟まれる。しかしどっちの言い分も共感できて苦しい

・それだけ苦しんでるのに、周りからは「部長だなんてかっこいい✨」と羨ましがられる。それだけならまだ良いが、時には妬まれて足を引っ張られる

・部活を辞めようと来なくなろうとその人の人生なので、好きにしたら良いと心から思っている。しかし部長という役割的に止めないといけなくて、それが苦しい

・良くも悪くも、一挙一動注目を浴びる(「部長なのにこんなことしてた!」とかすぐ裏で言われる)

・他人に興味がない。黙々と自分の練習をしたいタイプ。しかし練習してると色んな人が相談しにくるので、なかなかそれが叶わない

・もちろん他人に興味ないから人を引っ張っていく(しかも大人数)のも苦手


↑これだけ見たら、「なんでこの人部長になったんだ…?」と感じると思う。
 
私にも分からない。

今までよりたくさん自分の周りに人が集まってくるようになったけど、この頃はかなりの孤独感を感じた。
誰も自分のことなんて分かってくれていないような気がして。

社会人のどんなにしんどかった頃より、この学生時代の1年間の方がずっとつらくて、何もないのに涙が出るなんてしょっちゅうだった。

しかも10年以上経った今でもたまに追い詰められる夢を見る。笑
さすがに回数は減ってきたけど。
どれだけトラウマなんだ…😂


ただこの経験をして唯一良かったのは、

「誰しも生まれ持った性格や特性があって、それに合ってないことはどんなに努力してもできるようにならない」

と知ったこと。


それまでは「どんなことでも、ある程度努力すればできるようになる!性格とか特性とか関係ない!」と本気で思っていた。

例えば、内向的な人でも努力すれば外交的な人間になれるし、数学が苦手な人でも徹底的に時間をかけて勉強すればできるようになる、「できないのは努力不足」くらいに思っていた。

けど、そんなことはない。
自分の特性や性格・考えを無視して環境に適合しようとすると、どんどん心が病んでいくことがわかった。

例えば私の場合なら

■苦手
・リーダーなどまとめ役をやること
・注目を浴びること
・人前で喋ること
・団体行動
・自分の信念より、団体の規律を優先すること
・他人の動向に注意を払うこと
・他人の人生に介入すること
・スピードが速いこと
・休みや余暇なく働くこと

■得意
・一人で黙々or少人数
・リーダーよりその補佐役
・ひとつひとつにじっくり取り組むことができる

完全に内向型人間ですね……。



あともう一つ分かったのは、
一度折れたメンタルは回復するのにすごく時間がかかるということ。

この経験をしてメンタルを病んで、その後少し欝っぽくなって、元の自分の性格に戻るまで約2年かかった。

だから仕事に関しては、
・ネームバリューやお金より、自分の特性に合った仕事
・メンタル病まない仕事

に就こうと思った。


大学生のとき、周りの大人は私が食いっぱぐれないように
「教員免許取ったら?」「今から勉強して看護師の資格取ったら?」とか色々言ってくれたけど、

自分の特性には1000000%向いてないことはハッキリ分かっていたので、資格すら取らなかった。(本当にこの職業に就いてる方、尊敬します…。)

そして、人より時間はかかったけど、まぁまぁ自分に合った仕事(一人で黙々・じっくりできる・しっかり休みや余暇がある)に就けたと思う。

いやぶっちゃけ今の仕事に不満がないわけではないけれど。笑

それでも長く続けられてるということはまぁまぁ合ってると言えるんじゃないかと思う。


ただ私は部活でこの経験をするまで、自分の特性とか何も考えず
「有名な外資企業で出張たくさんするバリキャリになるんだ✨」と本気で思っていたので、

本当〜〜〜に今になると、学生時代に苦しくても一旦自分の特性を知れて良かった。

ムダな経験なんてひとつもない。

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