【号外】全日本合唱コンクール全国大会
★いつもの月例報告の前に、これだけは書く分量が多くなってしまったので、「号外」にしました。
11/19~20日に三重県文化会館大ホール行われた「第75回全日本合唱コンクール全国大会」の大学職場一般部門・同声合唱の部に、合唱団WAKAGE NO ITARIで出場し、金賞と日本放送協会賞(第3位相当)を受賞しました。昨年から2年連続で金賞を受賞でき、団員一同大変嬉しく思っております。
大会を運営してくださったり、支えてくださったみなさまに感謝申し上げます。また、入場から最後の一人が退場するまで温かな拍手をくださり、熱心にお聴きくださったお客様、さらには配信でご覧のお客様にも大変感謝しております。前回大会より始まった配信では、多くの方がご視聴されたようで、本当にありがたい限りです。
さて、演奏曲は、「花と画家」(課題曲M4 上田真樹作曲)と「ごびらっふの独白」(髙嶋みどり作曲)でした。「花と画家」は一聴すると聴きやすく、歌いやすい曲のようにも感じられますが、非常に緻密かつ繊細に書かれており、音楽づくりに相当な苦労がありました。しかしこの曲のおかげで、WAKAGEに不足していた音楽的な要素を、改めて鍛えることができました。本番はホールの響きにも助けられながら、柔らかなサウンドで演奏できたかな、と思いました。
自由曲の「ごびらっふの独白」は、とかく萎縮しがちなこの時代にあって、生きることそのものへの讃歌を高らかに歌い上げたい、と思って選びました。本番は、最後の最後でかなり「若気の至り」な「ばらあら ばらあ」になってしまいましたが、ホール一杯に明るく元気な音をお届けできたのではないか、と思っています。
私たちの演奏聴いてくださったお客様が少しでも感動してくださったり、楽しくなってくださったならば、こんなに嬉しいことはありません。これからも、聴いてくださる方に届くような演奏を目指していきたいと思っています。そのためにも精進を続けていく所存です。
昨年は、できたばかりの合唱団で訳も分からずコンクールに出場し、望外の結果に驚くばかりだったのですが、そこから今年のコンクールまでは、今後この合唱団がどう歩むべきか、10年後にどうありたいか、そこに自分は何ができるか、などを悩みながら活動を続けてきました。何度か危機的な予感を感じたこともありましたが、コンクールへの練習過程で、(私も含めて)少しずつ成長することができたように思います。しかし、まだまだ課題は数多ありますので、これからも一つ一つ向き合いながら、しかし楽しさを忘れないようにしながら、合唱を続けられるように頑張ろうと思います。引き続き皆様のご指導をお願い申し上げます。
自分たちの演奏の前後に、他団体の演奏をいくつか聴くことができましたが、どれも素晴らしい演奏ばかりで、五感がフル稼働。めちゃくちゃお腹空きました(笑)気づいたことをいくつか箇条書き的に書きますね。
●いわゆる老舗合唱団の演奏に心打たれました。いわゆる「巧拙」ではな い、「味わい深さ」とでもいいましょうか。長く深い関係性の元に築かれる、互いの信頼を土台とした音楽に、憧れを持ちました。
●混声合唱の部では、合唱の見本市を見ているかのよう。外国の合唱団の来日公演を聴いているように感じる合唱団もありました。
●いつもピアニストのレベルの高さに驚くのですが、今回は、これまでで一番驚いたかもしれません。前奏や間奏部分で、「これはピアノのリサイタルを聴いているのでは?」と錯覚するほどの演奏がいくつもありました。
●同じ東京支部代表の合唱団を3つも指揮して全部金賞だった相澤先生はすごい。3つのうち2つは客席で聴けましたが、美しい音色とデリケートな表現が行き届いていました。おめでとうございます!
●私が聴いた出演団体の演奏で、印象に残った団体をひとつだけ挙げる(本当は全部挙げたい!)とすれば、室内合唱の部の「倉敷少年少女合唱団」の演奏でしょうか。まっすぐで衒いの無い真摯な音楽は、本当に心を射貫かれました。
やはり、他の団体の演奏を聴くことは、大いに勉強になりますし、楽しいです。去年も思いましたが、どの合唱団の演奏も感動の連続、でした!
というわけで、コンクールを振り返りましたが、改めて、WAKAGEの団員に感謝!です。とりわけ運営をしてくれたり、練習を担当してくれたメンバーには、苦労をかけたと思います。ピアノを弾いてくださった川添先生、譜めくりのたろうにも本当にお世話になりました。その他関係くださった全ての方に感謝!です。
WAKAGEは来年3月5日(日)に、第2回の演奏会を行います。客演指揮に、宮崎から有川サチ子先生をお招きするという、新たなチャレンジにも立ち向かいます。合唱は楽しい!!と皆さんに感じていただける演奏会になるよう、練習を重ねていきますので、是非ご来場ください(配信もやります)。
長文、最後まで読みくださり、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
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