ヤマダタイキ

福岡の小さな広告会社で働いています。2児の父。 広告やデザインに関することを。 社会課…

ヤマダタイキ

福岡の小さな広告会社で働いています。2児の父。 広告やデザインに関することを。 社会課題の解決やポップカルチャー、アイドル文化、嬉野が好き。

マガジン

  • 3人寄れば文殊の知恵

    • 52本

    福岡の弱小広告会社の3人のアウトプットの場。

  • 穴があくほど読みたいです

    スキの中のスキ

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韓国をいつの間にか好きになる。

日韓ワールドカップをきっかけに、好きとは言えなかった韓国。お隣だけど、なんとなく文字を判読できる中国や台湾とは異なり、文字から何のお店かさえ推測できないということもあって、旅行先としても選択肢に挙がらなかった。 ところがどっこい!(死語) おうち時間の増加と比例するように、パラサイト、愛の不時着、梨泰院クラス、NiziU、TWICE、BTSと韓国のコンテンツに自然と触れた結果、いつしか好意的な感情に変わっているではありませんか!エンターテイメントって、戦争なくせる。 と

    • いい夫婦の日に、見て欲しい動画。

      衆院選で各党の公約で、夫婦別姓をはじめとする「ジェンダー」が注目されたことは記憶に新しい。妊娠・出産・子育てがしやすい社会環境の整備も、争点のひとつだった。だからこそ、本日11月22日の【いい夫婦の日】には、たくさんの企業が【国際女性デー】のように、自社ブランドの姿勢を示したり、世の中への問いかけをするんだろうな…と思っていた。 が、思ったより少なかった。笑 『結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです』という、ゼクシィの神コピーが象徴するように

      • 九州の地域プロモーション動画5選

        温泉、自然、食、そして人。九州には、たくさんの魅力が詰まっています。だから、4Kやら8Kやらで超高画質に撮った映像が散見されるんですが、ただ単純に観光地を繋ぎ合わせるのではなく、ちょっとした工夫を加えている自治体のお気に入り映像をまとめてみました。全部ぜーんぶ伝えたくなる気持ちは分からなくもないんですが、何かしらのフックがなければ、そもそも見ようとも思わないですよね… 1. 宮崎県「ンダモシタン小林」のどかな田舎で、フランス人が、小林市の様々な魅力を紹介していく。シネマチッ

        • 創作意欲をくすぐる漫画

          最初に前置きしておくと、『左利きのエレン』のことは書かない。 あと、私はバスケ部なのに『スラムダンク』を読んだことがないという希少な人間だ。おそらく、この条件に該当するのは私しかいない。N=1だ。「バスケ部なら絶対に読んだ方がいい!」「人生の半分は損してるよ!」という同調圧力が強くなればなるほど、読みたい意欲が消えていく天の邪鬼体質らしい。だから、死ぬ前の楽しみにとっておく。 要するに、漫画はぜんぜん詳しくない。読んだ漫画は基本的に面白いと思う質だ。故にたくさんの作品の中

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        韓国をいつの間にか好きになる。

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        記事

          被爆3世だから。

          もう亡くなってしまったけど、おばあちゃんは長崎で被爆した。と言っても、当時は爆心地から遠く離れた場所(大村湾を挟んだ川棚町)に住んでいたため、「直接被爆者」には該当せず、「入市者」に当たる。入市者とは、原子爆弾が投下されてから2週間以内に、救援活動、医療活動、親族探し等のために、長崎市内(爆心地から約2kmの区域内)に立ち入った人だ。入市者であることは、被爆手帳に記されていたのでよく覚えている。 つまり、わたしは被爆3世ということになる。夏休みに長崎の親戚の家に行くと、黙祷

          被爆3世だから。

          第2領域って、大事。(自戒)

          ちょうど10年くらい前、「地方で働くことは逃げ」みたいなツイートが目に止まった。誰かは覚えていないけれど、広告業界の重鎮みたいな人の発言だった。記憶補正してる説は濃厚だが、カメラマンにしっかり撮ってもらったのであろう腕組みしたアイコンで、自信に溢れていた。大都会東京で煌びやかな学生生活を送りながら(八王子)、福岡に就職することを決めていた自分にとっては、深く深くエグッてくる言葉だった。たしか「新しいものは東京に集中するから、インプットの場として優れている、イコール新しいものを

          第2領域って、大事。(自戒)

          残業ランク年間1位を獲得(反省文)

          誤解がないように、先に申し上げておくと、うちの会社(広告会社です)はいわゆる「ブラック」ではありません。残業代は分単位でちゃんと出るし、労働時間管理も徹底されている。ただ、ちょっとだけ業務量が多いだけなので、「オフホワイト」に近いかもしれません。 年間残業時間争いは、2位・3位を彷徨っておりましたが、コンペラッシュに巻き込まれ、6月に急浮上、一躍トップに躍り出ました。弊社の36協定は7月~6月で設定されているので、そのまま先頭でゴールイン。見事、1年間でいちばん残業した人の

          残業ランク年間1位を獲得(反省文)

          まちに溶け込んだAirPodsとN

          最近、AirPodsが欲しい。 周りにいるクリエイティビティに溢れた『Think different.』な方々が激推ししてくることはもちろん、まちなかでも電車の中でも見ない日はなくなったことが大きい。「耳からうどん」と揶揄されていたことが懐かしいくらい、市民権を獲得している。 私はシャニカマ(斜に構えるの略称)ちゃんではないので、流行の波には乗っかりたい方だ。できれば、アーリーアダプターくらいの波の上でドヤ顔したい。しかし、あまり音楽を聴く習慣がない私にとって、イヤフォンに

          まちに溶け込んだAirPodsとN

          新聞を購読する日が来るとは。

          そもそも、広告事例からイイところを学んでいこうと、はじめたnoteなのに、ドラマやらKPOPやらエンタメを中心とした好きなことばかりを書いてしまっていたので、たまには軌道修正してみます。たまには。 最近の話ですが、四捨五入したら約30年の人生の中で、はじめて自分のお金で新聞を購読するようになりました。と言っても紙ではなく、地元紙のアプリ版です。「新聞って、ネットより1日遅れで情報が届くじゃん?」という偏見の塊だったんですが、アプリだともちろんリアルタイムで触れられるし、何よ

          新聞を購読する日が来るとは。

          コント「大豆田とわ子」が終わった。

          2021年、春ドラマ。名作2本がついに最終回を迎えた。 共通点も多く、メインキャストは男女5人春物語。どちらも、2名の女性と3名の男性。サブキャストと言うには勿体ない、コントの中村倫也と、豆夫のオダギリジョー。 テンポの良い台詞で進むストーリーは、どちらもオリジナル脚本。菅田将暉と有村架純というキャスティングや台詞まわしは、坂元裕二の『花束みたいな恋をした』を思い出さないわけにはいかず、どうしてもこの2つのドラマは親戚みたいな関係性だと勝手に思い込んでいる。(1話でマクベ

          コント「大豆田とわ子」が終わった。

          “湘南”ベルマーレとボディコピー

          地元が佐賀だから、なんとなく「サガン鳥栖」を応援している。去年まで隣に座っていた同僚がガチ勢のサポーターだったから、なんとなく「アビスパ福岡」を気にしている。私にとっては、そんな温度感のJリーグ。 そんな「ぬるめ」の私でも、こういうタイトルには惹かれてしまう。 各クラブの色が出ていて面白い。今季、まさかの快進撃をみせている我らがサガン鳥栖のスローガンは「Full Power」らしい。当たり前のことをスローガンにしている単細胞さは嫌いじゃない。そして、この記事を読んでいて、

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          個人的、販促コンペ12選

          きのう。6月3日。毎年恒例の販促コンペが終わった。 名前が変わる前の「販促会議賞」の頃から応募しているので、かれこれ10年は取り組んでいることになる。応募総数も少なかったこともあって、ビギナーズラックで某協賛企業賞を獲得して以来、無縁の賞になってしまっている。つらい。去年は無冠のファイナリスト。おしい。「2位じゃダメなんですか?」蓮舫は言う。ダメだろ。 なぜ、毎年挑戦するのか? 1. いろんなブランドやサービスに触れられる。 広告業界の醍醐味でもあるが、様々な商品やサー

          個人的、販促コンペ12選

          MacBookProを1ヶ月で壊す方法

          約5年ぶりにMacBookを買い替えた。Proと言うくせに、Amaみたいな容量(128GB)しかなかった過去のアイツとようやくおさらばできた。重いやつだった。何の未練もない。と言っても愛着がなかった訳ではなく、HDMIケーブルを変換なくそのまま挿入できちゃう彼には幾度となく興奮した。 さてさて、ついにちゃんとしたProがやってきた。メモリもSSD容量も増強され、指で触れただけで反応しちゃうような(Touch BarとTouch IDを指してます)ハイスペック彼氏だ。開封の儀

          MacBookProを1ヶ月で壊す方法

          不要不急?の東京五輪。

          新国立競技場計画の白紙、ロゴ問題、森会長の女性蔑視発言、統括責任者であった佐々木宏氏の辞任など、問題続きの東京五輪。そして、ここに来て、開催そのものが危ぶまれている。 ANN世論調査によると、東京オリンピック・パラリンピックを「さらに延期した方が良い」「中止した方が良い」と答えた人が合わせて8割以上。その中でも「中止した方が良い」は49%と、ほぼ半分。どの世論調査を見ても「中止派」が大多数を占めている… そんな中で、こんな発言はしにくい。しちゃったら、知らない誰かに攻撃さ

          不要不急?の東京五輪。

          妹は東京の大学に行けなかった。

          佐賀と長崎の県境。当時ケータイが迷わず「圏外」を表示するような山奥に実家がある。我が家には、暗黙のルールがあった。放任主義で、好きな大学に行って良かった私(男性)に反し、2つ歳の離れた妹は何故か九州島内の大学に行くように指定されていた。 過疎地にも関わらず、その地域は謎のベビーブームで子どもが多い環境だった。でも、同世代は男の子が多く、妹は男ばかりの環境で育った。神社でやる野球も、普通に戦力としてバッターボックスに立っていたし、俊足を武器にしていた。いわゆる男まさりな女の子

          妹は東京の大学に行けなかった。

          くもりときどきハレのち、天晴

          また奇妙なタイトルをつけてしまった。読まれるnoteを書くためには、伝えたいことを簡潔にまとめたり、興味を惹くようなキャッチーなタイトルが求められているはずなのに、語感やリズムで決めてしまう。まだ書く内容も見えてきていないのに、である。広告人としてあるまじき行為だが、慢性的な厨二病の疑いがあるため、半ば諦めている。 無理やりタイトルに戻す。今回は「天気」の話だ。ここからは広告人としてふさわしい行為をしたいので、このnoteの目的でもある広告やコミュニケーション事例を見ていき

          くもりときどきハレのち、天晴