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小学生と献血ルームに行く

献血のキャラクター”けんけつちゃん”が好きな小学生の息子を連れて献血ルームへ行った。

献血ルームに入るとけんけつちゃんのぬいぐるみがあり、わたしが「お!けんけつちゃんがソファに座ってる!」とウキウキ。息子の第一声は「コーンスープの匂いがする!!」だった。鈍感なわたしには分からないけれど、寒いからコーンスープで温まる人が多いのかもしれないね。

待合室に入ると息子は「推しの子がある!スパイファミリーがある!!ポケットモンスターがあるうううぅぅ!!!」とマンガに大興奮。けんけつちゃんに興味なし。

献血にも種類があり、『成分献血』というのをする。時間はかかるが身体の負担は少ないらしい。60~90分かかるそうで、息子に今一度説明する。「いいよいいよ何時間あってもたりないから、行ってらっしゃい」とアッサリ。「分かったよもううるさいな早くマンガ読ませて」とは一言も言ってないけれど、そんな顔をしていた気がする。……気のせいだなきっと。

献血が終わり息子のところへ直行すると「お菓子は?!」。そういえば友人から献血グッズをもらう時にお菓子ももらっていた。息子の記憶力、なかなかでござる。お菓子を持っていないことに気づきマンガに戻る。

お菓子をいただき息子に帰る時間を伝えようとするも、マンガに夢中でわたしの声は全く届かない。息子の視界にお菓子が入るようにしてもマンガの世界に入っているため気づかない。

1冊読み切って「あー~!次の巻!…あれ?ぼくのお菓子は?」。いやいや、息子君のではなく献血をしたわたしのお菓子な。お菓子が苦手で食べれないからあげるけどさ。

「あーーー~楽しかった!5冊も読んじゃった♪」と満足そうな笑顔。

献血というとけんけつちゃんだったのが、マンガとお菓子になってしまった。献血からどんどん離れている気がする。けど、それでもいいのかもしれない。知ることが大きな一歩だから。

「次の献血はいつ?次は長い時間の献血?」
マンガの続きを読みたいのかな。

けんけつちゃんの存在が薄くなってしまったのは予想外だけれど、楽しそうだったので連れてきて良かった。寄付をできて息子の笑顔を見れるなんて最高。また行こう。


▽マンガとかお菓子とか、手厚すぎて怖いのだがお金の流れは一体…??と思ったら財政公開していた


▽献血に興味を持ったキッカケから人生初の献血まで


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